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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2016年11月号
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街行く人々の服装がすっかり秋仕様になった今日このごろ。
そろそろ紅葉の便りも届き始めるころですね。
「ギャラリーび~た」から、芸術の秋を彩る素敵な展覧会情報をお届けします。
皆さまのご来場をお待ちしております。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2016年11月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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11月 2日(水)~11月 8日(火)
  1階 『 第10回 oeuf展 』

※6日(日)休館
蔡國華先生の土曜日クラスの、個性溢れる愉快な仲間15名によるグループ展。
今展で10回目を迎えます。蔡先生の卓越した描写力、溢れる感性、
そして素晴らしい人柄に引きつけられ、お互い切磋琢磨しながら腕を
磨いていらっしゃいます。
20号~30号の油絵やアクリル画を中心に展示し、恒例のウィンドウ展示は
「祭」をイメージしたサムホールサイズの作品を並べるとのこと。
力作の数々をお楽しみください。
※ 最終日は15時30分で終了します。


11月 2日(水)~11月 8日(火)
  B1 『 雨宮講師とブルゴーニュ、
          イル・ド・フランスの村々を描く旅 帰国展 』

※6日(日)休館
今年の6月、雨宮久馬先生が主宰するペン画淡彩風景画グループ
「渋谷クラブ」のメンバーで、フランスを巡ったツアーの帰国展覧会です。
出発直前にフランス中部を襲った大型台風によって、一時催行が
危ぶまれたものの、無事に“最も美しい村”に登録されている場所や
世界遺産の村など、6つの村々を訪れることができました。
今展では、現地を訪れた際の印象を絵にした作品が展示されます。
※ 初日は13時始まりです。最終日は15時で終了します。

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 第 2 週
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11月 9日(水)~11月15日(火)
  1階&B1 『 相澤なみ子 個展 』

※会期中無休
絵筆を取ってから28年経つ今でも、“気になる対象はすべて自分の師匠”と
話す相澤さん。仕事の合間をぬって出かけるスケッチ旅行を通して、
その場で感じるインスピレーションを大切にしながら作画する感性が磨かれました。
今展を、その足跡をたどりながら次なる道を探す初めの一歩としたいとのこと。
風景、人物、静物、抽象画など約50点を展示。
※ 最終日は15時30分で終了します。

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 第 3 週
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●11月16日(水)~11月22日(火)
  1階 『 水彩画6人展 』
※20日(日)休館
阿部ひろみさん、上島憲治さん、湯澤裕一さん、森光英夫さん、
村上宏さん、中丸彰子さんの6名によるグループ展です。
画歴も年齢もバラバラな6人ですが、スケッチツアーに参加した仲間、
同じ先生に習っている仲間など、さまざまな縁をもとに集いました。
花や風景画を中心とした水彩画作品30余点を展示されます。
ぜひ足をお運びください。
※ 初日は13時始まりです。最終日は15時で終了します。


●11月16日(水)~11月22日(火)
  B1 『 笠井一男とドロミテの大自然とヴェニスを描く 帰国展 』
※20日(日)休館
本年6月、笠井一男先生と夏の欧州高原リゾートでスケッチした有志による
帰国展です。標高1600mに位置する雄大な自然に抱かれた村や、
山々を望む美しい湖などを巡った後、水の都ヴェニスにも滞在されました。
展覧会では、自然の優美な姿と、歴史を感じる都会の街並の両方を
楽しめることでしょう。15名の力作をお楽しみください。

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 第 4 週
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●11月23日(水)~11月29日(火)
  1階&B1 『 汪洋 東京洋画教室 2016年展 』
※27日(日)休館
15年前、汪洋先生が個展を開催された折に結成された東京洋画教室。
堅実な写実の基礎を踏まえた上で、自由な色彩や情感を表現することを
大切にされています。年に一度の教室展では、国内外の写生旅行の作品や、
教室で描いた作品などを展示。
水彩、油彩、パステルなど、自由なテーマで生き生きと描かれた作品が並びます。

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 第 5 週
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●11月30日(水)~12月 6日(火)
  1階 『 第30回 しえーる会 油絵展 』
※12月4日(日)休館
辻野典代先生を囲み油絵を描いているグループの展覧会。
今年で30回目を迎えます。
「しえーる」という名称はフランス語で「空」を意味していて、
大気や大空のようにのびのびゆったりとした気持ちで描いていく、
という意味がこめられています。
今展では、それぞれ自分の特性をいかした10号以下の具象画を発表されます。


●11月30日(水)~12月 6日(火)
  B1 『 青木美和とイギリスの田舎へ
          湖水地方とコッツウォルズを描く 帰国展 』
※12月4日(日)休館
本年5月、青木美和先生と14名のメンバーでイギリススケッチの旅を
楽しんでこられました。旅行前は、“気温が低い・雨が多い”との
情報があったため、ダウンジャケットや雨具などを用意しての出発でしたが、
到着してみれば傘の出番が一度もない好天に恵まれたとのこと。
現地では美しい田園風景に酔いしれながらスケッチ三昧。
念願の『ピーターラビットの里』にも立ち寄ることができました。
満喫した旅行の成果をどうぞご覧ください。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になられたい方は・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)


12月 7日(水)~1階      「絵画教室 ピアッツァ 作品展」
          ~B1      「佐々木清と描くラトビア帰国展」

12月14日(水)~1階      「茅野吉孝 教室展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 区立いたばしボロー二ャ子ども絵本館 』


<大人も心弾む 世界の絵本>という見出しで「区立いたばしボロー二ャ子ども絵本館」
のことが新聞に紹介されていたので見学に出かけた。
旧中山道の“板橋”(昔は名前の通り木製だったろうが今はコンクリート製。
手摺だけがちょっと古風)を渡って上宿に入り、番屋風デザインの交番を右折した先。
今は廃校となった小学校の3階にそれはあった。

この絵本館は北イタリアのボローニャで毎春開かれる世界最大の児童書専門見本市
『ボローニャ国際児童図書見本市(Bologna Children's Book Fair)』の事務局から寄贈された、
世界約85か国で出版された2万5千冊の絵本を有する図書館である。


世界の地域別・国別分類や、各国の子供向け定番タイトル
(グリム童話・イソップ・ピノキオなど)や国外絵本の邦訳、
またその逆の国内絵本を外国語訳したものなどを一括展示するなど
工夫を凝らしていた。
カーペットを敷いた一室は靴を脱いで入るようになっている。


ボローニャ国際児童図書見本市とは何なのだろうか?

児童文学の制作や翻訳、版権の交渉や流通に関わる法人、
図書館関係者、イラストレーターといった関係者のみ参加可能な
イベントで、1964年4月に第1回が開かれた。


当初はイタリアからの30団体、イタリア以外からの14団体でスタートしたが、
年々規模が大きくなり、今年で53回目。総出展社数は74か国1278社に及び、
出展・入場とも一般者の参加は不可でありながら、計4万人近くが訪れるほどに成長したそうだ。


小生が水彩風景画を描いていることを館の司書さんに伝えたら、司書さんが私の好みですと、
アメリカで出版され邦訳もされている2種類・計4冊の絵本を持って来られた。
どちらもクレア・A・ニヴォラ(Claire・A・Nivola)さんの文と絵による本で、
著者はマサチューセッツ在住、父はイタリア・サルディニヤ島オラー二村出身の
彫刻家だという。絵は細密な自然描写が見事であった。

1種めは『世界のまんなかの島~わたしのオラーニ~』。
著者が子どもの頃にしばしば父の故郷に行った時の、
のどかな思い出を絵と詩のような文章で綴ったもの。
邦訳は伊東晶子さん。慶大卒で出版社に勤務したのち絵本作家に転向した方で、
本書で「いたばし国際絵本翻訳大賞」に入賞した。


もう1種類は『その手に1本の苗木を マータイさんのものがたり』。
絵本の主人公ワンガリ・マータイさんは1940年にケニア中部で農家の娘として産まれた。
アメリカのピッツバーグ大学に留学して帰国するが、
故郷の変貌に愕然とする。周りの人に学ぶこと・行動することの大切さを説き、
自然の恵みに感謝の心を込め、1本の苗木から荒れ果てた国土の再生に取り組む
植林活動を始めた。この活動を通して4000万本の木が植えられたという。

アフリカ女性初のノーベル平和賞を受賞され、京都議定書関連行事で
来日した折に知った「もったいない」という日本語に感激し、
世界に広めたことでも有名である。
また慶大・関大・早大・御茶の水女子大の名誉教授にもなっていたそうだ。

邦訳はノンフィクション作品『マッハの恐怖』で航空評論家として有名になった柳田邦男氏。
息子さんの精神に関わる自殺の後は、心の危機や環境をテーマにした評論や著書も多く、
絵本作家である奥様の影響か、最近は子ども向け翻訳絵本も10冊以上出版されている。


同図書館を訪ねて心が疼いた。最近の気候変動をはじめ、
世界の不協和音に対処するため知恵を絞って行動しなければならないと。
上に紹介した2種の絵本を読んだ子ども達の質問に、
自信を持って答えられる大人にならないと未来が心配だと。




 田中 弘子

  『秋の七草』


萩、尾花、葛、撫子、女郎花(オミナエシ)、藤袴、桔梗。
秋の草花を代表する「秋の七草」-ひっそりと野に咲いて清明な秋を彩ります。

「秋ちかう野はなりにけり白露の置ける草葉も色かはりゆく」
(古今和歌集 紀友則)

題は「きちかうのはな」で「桔梗(きちかう)の花」が初二句の
「あきちかうのはなりにけり」の中に詠み込まれています。
桔梗の花は山野に自生する、青みがかった紫色の清楚な花。
蕾は紙風船の様な形をしていて、子どもらが蕾に蟻を入れて遊んだとか。


「秋の野になまめき立てる女郎花あなかしがまし花もひと時」
 (古今和歌集 僧正遍照)

女郎花は高さが1m程で、両手を広げるように枝を伸ばし、
栗粒ほどの黄色い花をつけます。日当たりの良い山野に群生し、
秋の風に揺れている様子は何とも明るくはなやかです。

オミナエシのオミナは「女」の意、エシは花がアワ「飯」のように
見えるからとのこと。
昔の人はよく山野を歩き、群生する女郎花に出会ったのですね。


キキョウ


「我のみやあはれと思はむきりぎりす鳴く夕かげの大和なでしこ」 (古今和歌集 素性法師)

秋の寂しさ、撫子の美しさが表現されています。撫子は山野に咲く
淡紅色の可憐な花。『枕草子』の「草の花は」の段に「草の花はなでしこ。
唐のはさらなり、やまとのもいとめでたし」とあり、
清少納言も撫子を大層愛でています。

撫子には「撫でるように愛おしんで大切にする子ども」の意味があり、
優しくも芯の強い日本女性を大和撫子という言葉で表現することもありますね。
秋の七草の起源は山上憶良が詠んだ旋頭歌にあるといわれています。
めだたない植物ですが、昔からずっと日本人の心に親しまれてきました。
古代においては、薬用、食用、染料など、重要な有用植物だったのだそうです。


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◇◇ ♪ 耳より情報 ♪ ◇◇


まもなく紅葉シーズン。
紅葉とアートを一度に楽しめる都内の美術館探索はいかがですか?

「根津美術館」には茶室も備えた本格的な庭園があり、南青山という
都会の真ん中であることを忘れてしまうほどの広さを誇ります。
丸の内にある「出光美術館」はビルの9階に位置しており、
ロビーからは皇居の紅葉が見渡せます。
「東京都庭園美術館」はその名前の通り見事な庭園を有し、
併設のカフェは庭を眺めながら優雅な時間を過ごせると人気です。

美術館に飾られた作品を通して、人が生み出した美を楽しんだあと、
ぜひ自然が生み出す美をお楽しみください。


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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「茅野吉孝 水彩画展」

  場 所  Gallery エル・ポエタ2 大宮区下町2-4 あぜかわビル2階
  期 間  11月1日(火)~11月7日(月) 【会期中無休】
  時 間  11:00~18:00(最終日は14:00まで)
  電 話  048-871-6038

   国内外の風景画と静物画を中心とした水彩画展です。
   (会場は1年前にオープンした新画廊の方です)


「児玉清 切り絵展」

  場 所  コンテナート 渋谷区代々木1-28-9 代々木VILLAGEビル
  期 間  11月15日(火)~12月4日(日)※ビルの休みに準じる
  時 間  12:00~20:00(最終日は19:00まで)
  電 話  03-3375-1252

   俳優やクイズ番組の司会で知られる児玉清さんが、趣味で制作していた
   切り絵の原画展です。代表作「パリのおまわりさん」などを展示。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
F A X:(03)3561-5051
H  P: http://www.travelplan.co.jp/

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