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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2017年1月号
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おかげさまで、2016年も多くの方に「ギャラリーび~た」を
ご利用頂きました。まことにありがとうございます。
毎週ステキな展覧会を拝見できること、そのお手伝いができることを、
スタッフ一同大変うれしく思っております。
2017年もどうぞよろしくお願い致します。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2017年1月の展覧会情報 ◇◇


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【冬季休廊のお知らせ】
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2016年12月21日(水)~2017年1月4日(水)まで、
冬季休廊とさせて頂きます。
(地下1階の事務所は12月28日まで開いております。)

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 第 1 週 ~ 2 週
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●1月5日(木)~1月14日(土)
  1階 『 第16回 スケッチ同窓会展 』
※8日(日)、9日(月/祝)休館
「ステキな作品や旅仲間との素晴らしい出会いの空間を!」と始めた
スケッチ同窓会も、おかげさまで16回目となりました。
今回も皆様のご協力を頂き、約160点の作品を展示させて頂きます。
ステキな作品とともに、皆様と新年をお祝いできればと思います。
お誘い合わせのうえ、是非お越し下さい!

【イベントのお知らせ】

1月7日(土)

 14:00~       ミニコンサート(リコーダー)
 14:30~15:30  パーティー  (賀詞交換会)

※15日(日)~17日(火)は展示替えのため休館とさせて頂きます。

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 第 3 週
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●1月18日(水)~1月24日(火)
  1階 『 田崎まさのぶ 水彩画展
        長崎、京都、東京、福岡で出会った光と影達 』
※22日(日)休館
独学で水彩画を始めた田崎さん。
現在、地元福岡での教室、東京のカルチャースクールでの講師、
スケッチツアーの講師など活躍の場を広げています。
今展では、長崎での水彩画スケッチをメインに、東京、京都、
福岡などを描いた作品もあわせて展示。
会場で、水彩画技法DVD『長崎スケッチ編』も販売予定とのこと。
流れるような筆致をぜひお楽しみください。


●1月18日(水)~1月24日(火)
  B1 『 新春★特別企画 第9回 添乗員の写した風景 』
※22日(日)休館
「いつも素敵な作品を見せてくださる皆様に、何かお礼をしたい!」
という思いで企画した写真展。トラベルプランのスタッフが撮影した
様々な土地の写真を展示するようになって、今回で早9回目。
写真の腕も徐々に上がってきたのではないでしょうか。
皆様が訪れた懐かしい場所や、まだ行ったことのない村や町、
現地で出会った人々に愛嬌ある動物たちなど、心躍る素敵な出会いが
あればと願っております。
※ 最終日は15時で終了します。

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 第 4 週
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●1月25日(水)~1月31日(火)
  1階 『 蒲生俊紀 水彩画展 』
※29日(日)休館
現場で描いたスピード感のある作品の数々は、基礎を踏まえながらも自由。
変幻自在で伸びやかなタッチが魅力です。今展では透明水彩画を中心に、
シチリアをはじめとするヨーロッパと日本の風景画、モチーフの素材感が
すばらしい静物画など、約40点を展示します。


●1月25日(水)~1月31日(火)
  B1 『 蒲生俊紀とシチリアを描く 帰国展 』
※29日(日)休館
2016年10月にシチリアを旅したツアーの帰国展です。
シチリアはイタリア半島の西南に位置しており、ギリシャ、カルタゴ、
ローマ、ビザンチン、ノルマンなどの文化が複雑に絡み合った
魅力溢れる土地です。
旅行中は、険しい渓谷の丘にたたずむ古都ラグーサや、シチリアの平原を
見下ろす村、ティレニア海に臨む昔ながらの小さな漁村などをスケッチ。
それぞれの土地の風や光を感じながら制作をされました。
ぜひ足をお運びください。


 ☆掲載の案内ハガキをご覧になられたい方は・・コチラ



上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)


2月 1(水)~1階    「右近としこと チェコ帰国展」

2月 8(水)~1階    「安斉重夫 鉄の彫刻展」
         B1    「蔡国華とシドニーを描く帰国展」

2月15(水)~1階    「山下節子 個展」

2月22(水)~1階    「MHM三人展」
         B1    「魅惑のオーストリア帰国展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 ラスコー洞窟 』


国立科学博物館で2017年2月19日(日)まで開催されている
『世界遺産 ラスコー展 クロマニョン人が残した洞窟壁画』を見に行った。
上野には始終行くがいつもここはスル―で、ひょっとすると50年ぶりくらいの
訪問かも知れない。

会場は地球館の地下2階。本館正面の右隅にある蒸気機関車・D51と、
その先にある中庭の脇を通過していくと地下に通じる通路があり、
まさに洞窟に侵入する気分。入口ではクロマニョン人親子を復元した
実物大模型の出迎えを受けた。

会場は全8章で構成。1章は発見から保全のための閉鎖に至るまでの概略であった。
ラスコー洞窟はボルドーの東・約100km強に位置する。
ドルドーニュ県・ヴェゼール渓谷のモンティニャック村の石灰岩でできた丘に、
蟻の巣のように複数に枝分かれした洞窟空間が広がっている。
その全長は約200mにも及ぶ。発見は1940年9月8日。
村のマルセル・ラヴィタ少年の飼い犬が穴に落ちてしまい、
4日後友人3人を誘い穴を広げてみたところラスコー洞窟を発見した。

洞窟に入った少年達は壁画に感動し教師に報告。
教師は先史学者ブルイユ神父に知らせ、世紀の発見のニュースは瞬く間に広まった。
1963年4月に公開禁止になるまで、一目見ようと100万人以上がこの小さな村を訪れた。

しかし、多数の訪問者の殺到による二酸化炭素の増加や黴などの発生で劣化が進行。
1963年に公開禁止となり、1979年に世界遺産に指定された。


2章では閉鎖された壁画の技術革新による復元方法が紹介されていた。
3章は画材やランプの解説であった。当時使用していたものが洞窟から出土し
黄土(オーカー)、赤、琥珀色などの粉末を動物の脂や植物油に溶かして使っていた。
彩色には指、動物の毛などの筆、棒、吹き付けなど、さまざまな技法が
使われていたとのこと。現代でいうライトのようなものもあった。
赤色砂岩をスプーン状にし、窪みに動物の脂を置き、火を灯して灯りにしたという。




実物大で再現された壁画

次の4章が今回の展示のハイライト、実物大で再現された
精巧な洞窟壁画で、照明が落ちると淡い光で
線刻画が現れる凝りよう。

5~7章は壁画の調査研究・クロマニョン人の正体など。
8章は同時代の日本について解説されていた。


ラスコー洞窟の側面と天井面には、数百点の馬、山羊、
羊、野牛、鹿、かもしか、人間などが描かれている。
また、500点にも達する記号的な絵もあり、
これらは1万5000年前の後期石器時代の
クロマニョン人によって描かれたものだ。

この洞窟壁画(「ラスコー1」と称される)を、見学者用に再現した
洞窟壁画(「ラスコー2」)が、1983年に村に設置された。
2012年には世界的な巡廻展示用にレプリカの「ラスコー3」が製作され、
更につい先日、2016年12月15日には「ラスコー4」と呼ばれる
最新の技術を結晶させた施設が誕生。

「ラスコー4」はドルドーニュ地方にあり、モンティニャック・ラスコー
国際洞窟壁画芸術センターという名称で、オランド大統領列席のもとオープンした。
フランスのこの洞窟に対する情熱には驚きである。

画家の千住博氏が新聞上で述べていた「今この瞬間に、富士山が大爆発して
みんな埋もれてしまって2万年後に発掘されたとして、未来の人たちは、
ぼくたちの文明をどのような文明だったと考えるでしょうか。
ノートは残らないし、コンピューターも全部ダメ。だから、影も形もない
無の時代だったと思われるかもしれない。展覧会を見ながら現代文明は
いったい何を残せるのだろうか、2万年たってラスコーにこれだけのものが
残っているということは驚くべきことで、今よりもっと豊かで想像力に
富んでいた時代だったかもしれません。」という言葉に同感。



 田中 弘子

  『ロバート・ハインデル』


1962年、24歳のロバート・ハインデル(1938年~2005年)が、
妻ローズ(ロザリー、ペドレス)と共にデトロイトで暮らしていたある夜、
「なんでも経験してみるものよ」と妻ローズに誘われて、上司にもらった
チケットを持ってバレエを見に行きました。

彼はあまり行く気もなかったのですが、バレエを見て強い感動を覚えました。
その日上演されていたのは、ルドルフ・ヌレエフとマーゴット・フォンテーンが踊る、
バレエ『失楽園』だったのです。バレエに魅せられたハインデルは、
終生ダンサーを描き続けることになったのです。

「私が心底惹かれるのは、ダンサーがその完璧な肉体を通して感情を表現する能力です。
私が見、感じ、そして伝えたいと思う感情を私の作品の中で再生できるのは、
ダンサーの存在があってこそなのです」(ロバート・ハインデル)

1938年、オハイオ州トレドに生まれたハインデルは、
はじめイラストレーターとして認められていました。
バレエを見てからは、画家としての道をも歩み始めました。




White on White on Black
多くの有名なバレエ団から招待され、公演前のリハーサルにも招かれました。

ダンサーたちが肉体で人間の感情を表現するために
過酷なレッスンに励む姿に、彼は心を奪われました。

稽古場での、また舞台でのダンサーの姿を
-躍動する人体の美しさ、目に見えない感情、生命の輝き-
を自分の感情を通して彼は自分の作品の中に再生しようとしたのです。


「White on White on Black」(2005年)。

黒い背景の中に浮かび上がる
踊り子の姿態と透き通る白い衣装。
儚くも美しい、力強く輝く命。
この作品に作者はどのような思いを託して描いたのでしょうか。

この年、2005年、ロバート・ハインデルは肺気腫のため、
66歳の生涯を閉じました。



 井上 綾

  『ブリヂストン美術館、パリへ』


ギャラリーび~たがある京橋は、現在いたるところで再開発に伴う工事が
行なわれています。び~たから歩いて2分ほどのところにあった
「ブリヂストン美術館」も、現在 建て替え工事の真っ最中。
再オープンは2019年秋ごろの予定だとか。

同美術館では、ブリヂストン創業者の石橋正二郎氏が収集した、
印象派と20世紀絵画を中心とする西洋の近現代美術と、
明治以降の日本の洋画を収蔵しています。その数はおよそ2600点。

工事の間、膨大なコレクションの数々は日本各地の美術館などに
貸し出されるのだろうなと思っていたのですが、
先日『ブリヂストン美術館の名品 展』が、フランスのオランジュリー美術館で
開催されるという嬉しい発表がありました。
(オランジュリー美術館はフランスのパリにあり、
モネの『睡蓮』が展示されていることでも有名です。)


石橋正二郎氏は、高等小学校時代の図画教師だった洋画家・坂本繁二郎氏から
“青木繁の作品を集めて欲しい”と言われたことがキッカケで作品収集を始めました。

オランジュリー美術館の核となるコレクションもまた、自動車整備場で働いていた
ポール・ギヨーム氏が1点の彫刻と出逢い、のちに画商兼・美術収集家と
なったことからスタートしています。どこか似た成り立ちを持つ2つの館。


展示予定の作品76点には、セザンヌやルノワールの名品に加え、
青木繁の『海の幸』を初めとする日本の近代美術なども含まれているのですが、
これは画期的なことだそう。今から50年以上前に、ブリヂストン美術館の所蔵作品が
パリで展示されたのですが、その折は外国作家による西洋絵画のみだったようです。

日本は色々な国から作品を借りて展覧会を行なうのが一般的ですが、
その逆はあまり多くありません。国の重要文化財に指定されている『海の幸』が
国外で展示されるのはこれが初めてだそう。
異国の地でどのように飾られるのか楽しみです。

来年4月~8月にかけてパリへ行く機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。



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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「北条章 油絵展」

   場 所  渋谷・東急本店 8階美術画廊 渋谷区道玄坂2-24-1
   電 話  03-3477-3111(代表)
   期 間  1月12日(木)~1月18日(水)【会期中無休】
   時 間  10:00~19:00(最終日は17時まで)

    海外風景を中心とした作品を展示。シックな色彩でありながら、
    鮮明な印象を残す画風が人気です。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
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