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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2018年2月号
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「ギャラリーび~た」は2月で開廊11年を迎えます。これからも、
芸術を愛する方々にとって交流の場、憩いの場となるよう、
いっそう尽力したいと思います。ここまで支えてくださった皆様に
お礼を申し上げるとともに、今後も変わらぬご支援を賜りますよう
お願い申し上げます。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2018年2月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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1月31日(水)~2月 6日(火)
  1階 『 那須高原を描いた。波多野成正 水彩画展 』
※2月4日(日)休館
那須高原で、絵を描くひとの宿『パレット』を運営されている波多野さん。
季節につれてさまざまに表情を変える那須連山、広大な牧場エリアや
人びとが忘れかけている農村風景、観光客で賑わうリゾート施設などを、
いきいきとしたタッチで描かれています。

※今展の開館時間は11時~17時です。
  最終日は15時で終了致します。


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 第 2 週
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2月 7日(水)~2月13日(火)
  1階 『 蒲生俊紀 水彩画展 』
※11日(日)休館
現場で描いたスピード感のある作品の数々は、基礎を踏まえながらも自由。
変幻自在で伸びやかなタッチが魅力です。今展では透明水彩画を中心に、
フランスをはじめとするヨーロッパと日本の風景画、モチーフの素材感が
すばらしい静物画など、約40点を展示します。

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 第 3 週
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2月14日(水)~2月20日(火)
  1階 『 第10回 磯崎正幸 水彩画展
            “門”と記憶に留めたい建造物 』
※18日(日)休館
各地寺社の「門」を中心とした風景画、約40点を展示。
和紙にサインペンでデッサンをして、水彩絵具で彩色されています。
歴史を感じさせるような建物、特に荘厳な雰囲気の二階建ての山門に
魅力を感じているそう。
和紙との相性もよく、長年モチーフにしているとのこと。
現地での雰囲気や感動を大事にしながら描いた作品の数々を、
どうぞご覧ください。

※今展の開館時間は11時~17時です。

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 第 4 週
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2月21日(水)~2月27日(火)
  1階 『 矢部ちひろ 水彩画展 “薔薇” 』
※会期中無休
2003年に渡米し、7年前よりシアトルに住みながら、国際展示会や
日本透明水彩会などで作品を発表。
シアトルの絵具メーカー・ダニエルスミス社の店で水彩画講師を務めるなど、
活躍の場を広げています。主に静物画を制作していて、特に薔薇が
好きなこともあり、自身で育ててモチーフにされているとのこと。
今展では、薔薇の姿をありのままに捉えた作品を中心に、
20数点展示予定です。

※最終日は15時で終了致します。

【略歴】
2015年 フランスの雑誌 『Pratique des Arts』の表紙に掲載、巻頭特集
       アメリカの雑誌 『International Artist Magazine』に作品掲載


2月21日(水)~2月27日(火)
  B1 『 万年筆画家・古山浩一と
        スペイン・アンダルシアを描く 帰国展 』
※会期中無休
昨年9月末~10月にかけ、スペインのアンダルシア地方を旅した
メンバーによる帰国展です。
オリーブ畑と荒野の中に浮かぶ丘状集落・モンテフリオでは、
その特異な姿を熱心に描きとめてこられました。
その後、イスラム建築の最高傑作といわれる「アルハンブラ宮殿」が
あるグラナダへ移動し、白い家が立ち並ぶ街並みをスケッチ。
万年筆画を中心に、多様な作品を展示いたします。

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 第 5 週
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2月28日(水)~3月 6日(火)
  1階 『 広尾アートアカデミー
        講師による水彩・油彩作品展 2018 』
※会期中無休
開講2年目を迎えたカルチャー教室『広尾アートアカデミー』。
油彩・水彩などのトップアーティストによる指導を少人数制で
受けられるよう取り組まれています。今展では講師陣の作品を展示。
油彩や水彩、ドローイングに加え、4月に開講予定の俳句講座から
軸装作品も出品されるとのこと。多彩で見ごたえある作品が並びます。
会期中、デモンストレーションとギャラリートークを予定。

※ デモンストレーションの詳細、講座への質問、空き状況等は
  教室までお問い合わせください  【電話:03-6721-5543】

【出展作家(五十音順・敬称略)】
青木美和/岩井壽照/右近としこ/小尾修/笠井一男/蒲生俊紀
小林征治/コヤマ大輔/蔡國華/塩谷亮/田崎まさのぶ/土屋泉太
中嶋明/水原亜矢子/村山之都/森吉健/吉武研司



2月28日(水)~3月 6日(火)
  B1 『 西房浩二と南西フランスを描く 帰国展
          ~秋色に染まる美しい田舎村~ 』
※会期中無休
昨年10月、西房先生と訪れた南西フランススケッチツアーの帰国展です。
旅行中は晴天に恵まれ気温も暖かく、最高のスケッチツアーとなったそう。
フランスで最も美しい村々を巡り、最後にはロートレックの故郷・アルビを訪問。
秋色に染まった田舎の広大な自然とかわいらしい石造りの家々など、
楽しかった旅行の思い出が作品にも表れているとのこと。
ぜひ足をお運びください。

※ 初日は13時から始まります。 最終日は15時で終了致します。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になりたい方は・・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)

3月 7日(水)~1階&B1 「竹下あや 60年の歩み展」

3月14日(水)~1階     「小林征治・水彩画展」

3月21日(水)~1階&B1 「井上護とスペインを描く帰国展」

3月28日(水)~1階     「高野浩毅 水彩画展」
          B1     「高野浩毅とイギリス帰国展」

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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 戌年雑感 』


戌年がスタートして早くも一ヶ月が経過した。今年の干支にちなんで
戌年のことに触れてみたい。

12の生き物を割り振った十二支の考えは、百済を通じて中国から
欽明天皇(554年)のころ日本に伝わってきたようだ。
中国、韓国、日本をはじめ、ロシア、モンゴル、ベトナム、タイ、
インドなどでもお馴染みで、東アジアに共通する考えのようだ。
(一部の地区で、兎が猫になっていたり、羊が山羊になっている)

総務省の発表によると、戌年生まれは976万人で、
総人口に占める割合は7.7%。十二支の中で最も少ないとのこと。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

犬は人間の移動に連れて世界中に拡散したのだが、いつごろ日本列島に
渡来したのかは日本人の渡来と同じではっきりしない。

現在、日本古来の「日本犬」と言われるものが6種(8種という説もある)存在し、
一番数が多いのは小型の柴犬である。

他に四国犬、紀州犬、甲斐犬、北海道(アイヌ)犬、秋田犬がいる。
特に、唯一の大型犬である秋田犬は国の天然記念物に指定されており、
世界的にも注目されているので話題を拾ってみたい。



秋田犬のスケッチ
秋田犬で最も人気が高いのは忠犬ハチ公であろう。
戦前の修身教科書に「恩を忘れるな」の実例として取り上げられ、
ハチを模した銅像は渋谷駅の絶好の待ち合わせ場所となっている。

ハチは、大正12年11月に秋田県大館で生まれた生粋の秋田犬で、
生まれて2ヶ月後に、渋谷に住んでいた犬好きの東京帝国大学農学部教授
上野英三郎氏の元にやってきた。

上野氏はハチを大変可愛がり、ハチはよく大学や渋谷駅に
教授を迎えにいっていた。ところが大正14年5月21日、
上野氏は農学部教授会議のあと脳溢血で急逝し、帰らぬ人となってしまう。

その後もハチは教授の帰宅時間ごろに渋谷駅で待ち続けた。
僅か1年4ヶ月の交流でこの律儀さ、忠誠心。
その姿を新聞社が記事にして俄かに世間に感動の輪が広がり、
世界的大スターになった。


視力・聴力を失ったアメリカの聖女、ヘレン・ケラー。

昭和12年に来日し秋田市で講演をした時、彼女は忠犬ハチ公のことを
知っていて、秋田犬を熱烈に所望したという。
そこで、秋田署の青年巡査が自分で飼っていた秋田犬「神風号」をプレゼントした。
これが日本犬の海外移出の第1号になった。

アメリカに渡った「神風号」は、2ヶ月後不幸にもジステンバーで死亡。
これを知った青年巡査は「神風号」の兄犬「剣山号」を贈ったそうだ。


昭和23年、ケラーが2回目に来日した折、第二次大戦後に再建された
2代目ハチ公の銅像を訪れたそうだ。またこの時、秋田にも赴き謝意を表したとのこと。

当時アメリカ駐留軍兵士らが秋田犬を好んで飼い、アメリカに秋田犬ブームが起きたそうだ。
「アメリカン・アキタ・ドッグ」が、アメリカをはじめ世界各地に広がり、
イタリアでは毎年、日本よりも多くの秋田犬が誕生しているという。


ロシアのプーチン大統領が飼育している雌の秋田犬『ゆめ』は、2012年に
東日本大震災復興支援の返礼として、秋田県の佐竹知事から贈られた。
大統領を護衛し周囲を睥睨しながら吠えたてる忠犬ぶりがネットで拡散し、
ロシアの愛犬家の心を鷲づかみにしているとのこと。
余談であるが、猫好きの佐竹知事は大統領から、シベリア原産種の猫
サイベリアンを贈られたとか。

プーチン大統領が秋田犬について「外見は可愛くても真剣な犬なので、
常に尊敬の念を持って当たらねばならない」と評した言葉が脳裏に焼きついている。



 田中 弘子 

  『 川めぐり旅 - 矢切の渡し - 』


「堤に登りて見れば水の流れは広がらず、両岸の河原茫漠として
枯蘆のみ限りもなく茂りたるを、處々 稲のように刈りて束ねたり、
蘆の間に一條の小道あり、水辺に達するところに渡船の札を立てたり、
思ふに矢切の渡しといふはこれなるべし…」

                (『断腸亭日乗』より、柴又・矢切の渡し)


現代でも小舟で渡る渡し場があると知ってすぐにでもと柴又の
「矢切の渡し」にやってきた。

京成金町線の柴又駅を降りると、映画『男はつらいよ』の寅さん像。
活気あふれる帝釈天参道を通り、柴又帝釈天題経寺へ。
その後江戸川の土手へと直行した。

歩いて10分程だったが、思いの外、江戸川の眺めは自然豊かで素朴な感じであった。
広い河川敷に黄金色の樹木が輝き、青い空に白い雲がのんびりと浮かんでいる。
河岸には殆んど高層ビルはなかった。

「一條の小道」があり、その先の小さな木陰に木造の渡し場があった。
「矢切の渡し」は昔のままの佇まいで、今や舟が出発しようとしていた。
乗客はこの渡し舟に乗る為にやってきたという人たちで、和服姿の夫婦もいる。
手こぎで漕ぐ櫓の音、微かな波音、鳥の声が聞こえてくる。

若い船頭さんがユーモアをまじえてポツンポツンと話をしてくれる。
のべつ幕なしに観光案内をしないのが良い。川幅は130m位、
水深は5~6m、江戸川は東京都と千葉県の県境なのだという。

対岸は千葉県。土手に登ってみるとそこは一面のねぎ畑だった!
「野菊のこみち」と称する小路があって広い畑の彼方へと続いている。
伊藤左千夫の小説『野菊の墓』の中で政夫と民子の別れの場面が
この渡し場にあるのだ。



「矢切の渡し」のスケッチ

江戸時代初期の頃は、敵の侵入を防ぐため
橋は架けられなかったので、渡し場が設けられて利用された。
旅人などの川越えは容易ではなかったが、
農民は耕作上の特権として自由に舟で行き交うことができ、
「矢切の渡し」が始まったという。

最終は午後4時頃という舟に乗り、対岸でちょいスケッチ。
空を見上げると淡い紅雲がぽっかりと浮かんでいる。

今日一日にさよならを言う冬の夕暮れ時は何となくもの悲しい。
緑輝く季節に「野菊のこみち」を歩いてみようと心に決めて家路についた。


【矢切の渡し】 夏季 毎日運行 / 冬季 土日祝日と庚申の日のみ運行

【参考文献】 『断腸亭日乗』 永井荷風


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♪ 展覧会 無料招待券プレゼント ♪


『 ボストン美術館 パリジェンヌ展 時代を映す女性たち 』 世田谷美術館 
【会期】会期 1月13日(土)~4月1日(日)まで <2名様>

【応募方法】 ※応募締切 2月7日(水)

ご希望の「展覧会名」と、お客様の氏名、電話番号、ご住所を明記の上、
電話・FAX・Eメールにて、「トラベルプラン/ギャラリーび~た」までご応募ください。
(住所等はこの会報誌の最後に記載しております)抽選の上、招待券をお送り致します。
当選の発表は発送をもってかえさせて頂きます。

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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「 久富良子 墨彩画・Tシャツ画 グループ展 」

    場 所  中央区日本橋本町3-6-2 小津ギャラリー(小津和紙2階)
    期 間  2月19日(月)~2月24日(土) 【会期中無休】
    電 話  03-3662-1184
    時 間  11:00~17:00(初日13時~/最終日16時まで)

    講師・久富良子さんの墨彩画と絵が描かれたTシャツ作品に加え、
    生徒の作品も展示。華やかさと力強さが共存した展覧会です。



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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
F A X:(03)3561-5051
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