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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2018年3月号
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全国各地で大雪の影響があった今冬。寒さの中でも梅の花がほころびはじめ、
少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。
ギャラリーび~たでは、今月も魅力溢れる展覧会を多数開催致します。
皆様お誘いあわせの上、ぜひお出かけください。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2018年3月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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2月28日(水)~3月 6日(火)
  1階 『 広尾アートアカデミー
        講師による水彩・油彩作品展 2018 』
※会期中無休
開講2年目を迎えたカルチャー教室『広尾アートアカデミー』。
油彩・水彩などのトップアーティストによる指導を少人数制で
受けられるよう取り組まれています。今展では講師陣の作品を展示。
油彩や水彩、ドローイングに加え、4月に開講予定の俳句講座から
軸装作品も出品されるとのこと。多彩で見ごたえある作品が並びます。
会期中、デモンストレーションとギャラリートークを予定。

※ デモンストレーションの詳細、講座への質問、空き状況等は
  教室までお問い合わせください  【電話:03-6721-5543】

【出展作家(五十音順・敬称略)】
青木美和/岩井壽照/右近としこ/小尾修/笠井一男/蒲生俊紀
小林征治/コヤマ大輔/蔡國華/塩谷亮/田崎まさのぶ/土屋泉太
中嶋明/水原亜矢子/村山之都/森吉健/吉武研司



2月28日(水)~3月 6日(火)
  B1 『 西房浩二と南西フランスを描く 帰国展
          ~秋色に染まる美しい田舎村~ 』
※会期中無休
昨年10月、西房先生と訪れた南西フランススケッチツアーの帰国展です。
旅行中は晴天に恵まれ気温も暖かく、最高のスケッチツアーとなったそう。
フランスで最も美しい村々を巡り、最後にはロートレックの故郷・アルビを訪問。
秋色に染まった田舎の広大な自然とかわいらしい石造りの家々など、
楽しかった旅行の思い出が作品にも表れているとのこと。
ぜひ足をお運びください。

※ 初日は13時から始まります。 最終日は15時で終了致します。

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 第 2 週
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3月 7日(水)~3月13日(火)
  1階&B1 『 竹下あや 60年の歩み 展 』
※11日(日)休館
60年前、絵具が買えず木炭とパン1切れで始めた石膏デッサン。
それから油彩画での具象作品を経て、今は抽象作品を中心に、彫刻、
版画の制作にも励み、現在も100号の大作に取り組まれています。
展覧会では初期のころの作品から最新作まで一堂に展示。
60年の歩みをご覧ください。

※ 今展の開館時間は11時~17時です。
  最終日は15時で終了致します。

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 第 3 週
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3月14日(水)~3月20日(火)
  1階 『 小林征治・水彩画展 東京慕情/他 』
※18日(日)休館
絶えず変貌を続ける東京。古い街角、風情のある町並み、
生活の営みを感じさせる家々など・・・、町歩きが嵩じ、
それらの情景をいとおしみつつ描き続けてこられました。
今展では、「東京慕情」シリーズの新作を中心に、昨年訪れた
フランスの風景画や、静物画を含めた約40点を展示致します。

※ 最終日は15時半で終了します。

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 第 4 週
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3月21日(水)~3月27日(火)
  1階&B1 『 井上護と行く
           スペインの赤い村と白い村 帰国展 』
※25日(日)休館
旅の初めに訪れたのは白い村。長い年月をかけて川が侵食した断崖に、
へばりつくような形で造られた家々は白い壁で統一され、
あたりの石灰岩に同化したようになっています。
次に訪れた赤い村は、最も素晴らしい秘境村のひとつです。
奥深い山中に突如現れる、美しい薔薇色の山岳都市。街並みの背後に続く
城壁や細い石畳の路地など、独自の建築様式や文化を感じる場所です。
対照的な色彩の村を描いた18名の作品を、1階とB1の両階にて展示。
力作の数々をぜひご覧ください。

※最終日は15時で終了致します。

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 第 5 週
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●3月28日(水)~4月 3日(火)
  1階 『 高野浩毅 水彩画展 』
※会期中無休
色とりどりの花々を描いた作品と、故郷・新潟の雪景色を描いた作品を
中心に、30余点を展示。花と雪、華やかさと静けさの饗宴です。
透明水彩の爽やかさや清々しさを感じる展覧会です。

【略歴】新潟県生まれ。東京、埼玉を中心に個展・グループ展開催。
     「神田101水彩塾」主宰



3月28日(水)~4月 3日(火)
  B1 『 高野浩毅とコッツウォルズを描く 帰国展 』
※4月1日(日)休館
昨年9月に、イギリスのコッツウォルズを旅したメンバーによる帰国展です。
ハチミツ色の石で造られた家が並ぶ街並や、中世の趣を残す橋、
川のほとりの遊歩道など、美しくのどかな光景を描きとめてこられました。
個性豊かな作品の数々をお楽しみください。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になりたい方は・・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)

4月 4日(水)~1階  「彩月展」
           B1  「蒲生俊紀とフランス帰国展」

4月11日(水)~1階  「イタリア写生旅行展」

4月18日(水)~1階  「右近としこと南イタリア帰国展」
           B1  「スペイン・カタルーニャ帰国展」

4月25日(水)~1階  「イタリア写真展」
           B1  「高山博子とインドを描く帰国展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 小原家本陣について 』


高尾山の北側を通る旧甲州街道。標高548メートルの小仏峠を越えて、
相模川の流域に入ったところにある「小原宿」を1月下旬に訪れた。
この地は峡谷状になっている相模川から、約50メートルばかり高い、
緩やかに傾斜した河岸段丘上に位置する。

僅かな平地でありながら、中央高速とJR中央線と国道20号線が仲良く同居している。
限られた空間によくもまあ新旧の交通施設を造ったものだと感心する。


雪がまだらに残る相模湖駅から国道20号線をぶらぶらと
20分も歩いたところに、「東京まで64km」の標識。
続いて「小原宿本陣まで約2km」の表示が…。

古民家風な建物が現れはじめてすぐのところに『壽堂』という
古民家カフェがあった。看板に誘われて中に入り、身体を温めようと
甘酒と酒饅頭とハンドドリップのコーヒーを頂いた。

室内にある大黒柱は三つ叉になった立派な太い自然木、
テーブルには福寿草とユキワリイチゲの咲いた鉢が置いてあった。
ご主人が畑から採ってきて鉢に仕立てたそうで、ささやかな早春の息吹を
小さな鉢から頂いた。

ほっと一息ついたところで、更に進んで本目の本陣へ到着した。

小原宿は江戸から9番目の宿場である。東西2町半(約270メートル)と
小規模だが、難所とされる小仏峠を越えてから最初の宿場であり、
重要視されていたらしい。


参勤交代の折、大名が宿泊した宿を本陣といい、
本陣に泊まりきれない家来たちは別の旅籠に宿泊した。



本陣屋敷のスケッチ


当地には本陣の他に江戸時代からの旅籠(古民家)が
そっくり7軒も残っている。それぞれ、永楽屋、壽屋、
中宿、伊勢屋、機屋、小松屋、榎本屋という。

この本陣を利用したのは信州諏訪藩、高遠藩、
飯田藩と甲州藩士たちで、地元の名門・清水家の家屋が
本陣を務めていたそうだ。

かつて神奈川県内には、東海道と甲州街道を合わせて
26軒もの本陣があったのだが、当家以外はすべて
無くなってしまった。

貴重な存在であることから、平成8年2月に神奈川県が
重要文化財に指定したそうだ。

建物は4層兜造りの入母屋で、建築年代ははっきりしないが約200年は経過しているとか。
間口13間に奥行き7間。100坪近くの堂々たる茅葺き屋根だったが、
現在はトタン葺きになっている。間取りは15畳×2間、
12.5畳×1間、8畳×3間、6畳×3間、4畳×3間、2畳×1間。

相模原市が管理しており、定紋の付いた敷居の高い玄関が
格調の高さを暗示している。


座敷には雛段が大小7組も飾ってあった。
大名が乗ったと思われる立派な籠、裏の部屋に
さりげなく手回しの電話機、囲炉裏の間にはランプ
鉄瓶・自在鈎などもある。

3階には養蚕・糸紡ぎ・機織り機などが展示されていた。
黒光りする大黒柱などが、200年の重みを感じさせてくれた。

本陣のちょっと先に相模原市が運営する『小原の郷』
という施設がある。相模湖地区の歴史文化の資料を
展示しており、前庭では5~12月の土曜日に
朝市が開催されるそうだ。

豪壮な本陣を中心にしたこの一帯。
都心から僅か1時間とは思えない旧き善き時代の郷愁を感じつつ、帰徒についた。



 田中 弘子 

  『 都電荒川線 』


「三ノ輪橋行き、発車しまーす」

チンチンと発車ベルが鳴って、ガタンゴトンと都電荒川線車両が発車した。
以前から一度乗ってみたいと思っていた都電荒川線。
早稲田から三ノ輪橋までの全30停留場をめぐるぶらり旅だ。

自動車の増加により路面電車が姿を消していく中で、荒川線は都電で残った
唯一の路面電車である。記憶に残る都電は、電線が網の目のように
張りめぐらされ、広い車道の中央のレールの上を走っていたものだ。

JR王子駅、飛鳥山公園付近を走る荒川線は昔の面影があったが、
殆どの荒川線はレールの傍らに生垣だとか、網の柵だとかの柵があり、
黒と黄の踏み切り棒が上下する踏み切りもあった。

私が利用している東急池上線とそれほど変わりがない。
ただ大きく違うのは、たった一両の車両で、次の停留場が近くて見えることだ!


一車両ほどの小さな停留場で屋根もあるし、
枕木で作ったベンチがあったりして実に可愛らしい。
運賃先払いで前から乗車してくる乗客と
運転手さんが言葉を交わしたりして、
とても親しみ深く和やかな雰囲気であった。


都電の全盛時代は昭和30年代の頃であったが、
昭和40年代に入ると、車の渋滞が激しくなり、
ついに都が都電の廃止を始め、荒川線も廃止されそうになった。

しかし、沿線住民が強く反対し、
他に代わる交通機関もなかったので、
昭和49年に三ノ輪橋~早稲田を走る
荒川線は残されることになったという。


発車してから正面の席で前方を見ていると、向こうから次々に来る
電車の色やデザインがそれぞれ異なることに気がついた。

赤、青、黄、緑、橙、紫、白 ― 色彩だけでなく、デザインも車体も
異なっている ― 車両がまるで人格を持っているように走行してくるのだ。
古風な車体もあれば近代的な車体もあり、ちょっと魅了されてしまった。

荒川車庫前の『都電おもいで広場』には、都電全盛期に活躍した
5500形と旧7500形が展示されているとのこと。


三ノ輪橋停留場に到着。線路の両側の柵にはバラの花が植えられていて、
沿線住民の荒川線への愛情が感じられた。
この停留場は『関東の駅百選』に選ばれているとか。

近くの商店街は昭和の風情があり、売り手と買い手が言葉を交わして
活気にあふれていた。




 井上 綾 

  『 太陽の塔に再会 』


1970年に開催された日本万国博覧会。当時会場を訪れた、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
万博の象徴といえる岡本太郎さんの作品『太陽の塔』が、
今年の3月から48年ぶりに内部公開されることになりました。

子供のころ関西に住んでいた私。小学生のころ、万博の跡地・万博記念公園に
遠足で立ち寄ったことがあります。当時は何の塔だか知らず、
広場の先でぽつんと佇む姿に「不気味な像だな…」と思ったのを覚えています。

学生時代に岡本太郎美術館を訪れたのを機に、すっかりファンになった今では、
もっとちゃんと見ておけば良かった!と思うばかり。特に心惹かれたのが、
数年前テレビで紹介された、太陽の塔の内部に広がる『生命の樹』という展示物。

アメーバや恐竜、哺乳類や人類などの進化の過程を表わした模型たちが
1本の樹に見立てられた姿は迫力満点。もう見ることが出来ないのかと
残念に思っていたので、今回の一般公開はまさにチャンス到来!

内部公開は予約制なのですが、受付開始直後はあまりの人気で、
予約サイトがパンクしてしまったとか。
私もこの機会を逃さず、再会を果たしたいと思います。


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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「 高山博子 洋画展 ~生命の華 天空に舞う~ 」

   場 所  日本橋三越本店 本館6階 美術サロン
   電 話  03-3241-3311
   期 間  3月7日(水)~3月13日(火)【会期中無休】
   時 間  10:30~19:30(最終日は17時まで)

    インドに魅せられ、数十回にわたりインド取材を実施。
    生き生きとした女性たちの姿に天女像を重ね、
    命の輝きを描き続けています。



「 田村正樹 水彩画個展 」

   場 所  曼珠苑ギャラリー 東京都調布市深大寺元町5-9-5
   電 話  042-487-7043
   期 間  3月16日(金)~3月20日(火)【会期中無休】
   時 間  11:00~17:00

    昨年取材した南西フランスの水彩風景画を中心に展示。
    心をホッとさせてくれるような優しい色彩が魅力です。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
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