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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2019年4月号
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お手もとに「び~たNEWS」が届く頃、皆さまもお花見を楽しんで
いらっしゃるころでしょうか。
「ギャラリーび~た」から、4月の展覧会情報をお届け致します。
暖かな春にふさわしい、心がうきうきするような展覧会が目白押しです。
どうぞ足をお運びください。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2019年4月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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3月27日(水)~4月 2日(火)
  1階 『 田崎まさのぶ 水彩画展
         -ヴェニスの旅を終えて・光と影の饗宴- 』
※3月31日(日)休館
独学で水彩画を始めた田崎さん。地元福岡での教室、スケッチツアーや
東京のカルチャースクールでの講師、昨年からは自身主宰の東京教室を
スタートされるなど、活躍の場を広げています。
今展では、2018年に訪れたヴェニスの風景画を主に展示。
現地で描いた作品や、帰国後に制作した作品が会場を彩ります。
光と影の印象的な世界をお楽しみください。

※ 最終日は15時で終了します。


●3月27日(水)~4月 2日(火)
  B1 『 田崎まさのぶと
         トスカーナとヴェニスを描く 帰国展 』
※3月31日(日)休館
昨年10月にイタリアを訪れたツアーの帰国展です。トスカーナでは、
ルネッサンス様式の町並みが世界遺産に登録されている丘上の町や、
遠くまで広がる丘陵などをスケッチ。次に訪れたヴェニスでは、
ニュースにもなった歴史的増水という予想外の出来事にも遭遇しましたが、
明るいメンバーのおかげで印象深い思い出のひとつになったそう。
12名の旅の記憶がつまった展覧会です。

※ 最終日は15時で終了します。

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 第 2 週
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●4月 3日(水)~4月 9日(火)
  1階 『 第二回 彩月展 』
※7日(日)休館
蔡國華先生の指導を受けている月曜クラスのグループ展です。
教室で描いたもの以外を発表すべく、それぞれがテーマを考え、
油彩、水彩、パステルなどで自由に制作されました。
各自のスタイル、思いが使わってくることでしょう。

※ 最終日は15時30分で終了します。


●4月 3日(水)~4月 9日(火)
  B1 『 高野浩毅とポルトガルを描く 帰国展 』
※7日(日)休館
昨年9月に一緒に旅をしたメンバー9名による帰国展です。
ツアーではオビドスやポルトなど4地区を巡りました。
特に「最もポルトガルらしい村」と呼ばれるモンサントは石や岩が多く、
その表現に苦心しながらも質感が出るよう追及。
個性豊かなメンバーが揃い、ツアー中は笑いが絶えなかったそう。
楽しくて賑やかだった旅の雰囲気が作品にも表れているのでは…とのこと。

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 第 3 週
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4月10日(水)~4月16日(火)
  1階 『 近藤美津子・大谷千恵子 二人展
              南イタリアを描く そのⅥ 』
※14日(日)休館
南イタリアの世界遺産マテーラの洞窟住居、教会、壁画、
そこに住む人々を中心に、20年近くにわたって描いてこられました。
二人展は今回で6回目となります。初めて見たマテーラの印象を、
より深く表現したいという思いで描き続けていらっしゃいます。
今展では、お二人あわせて35点ほどの油彩画を展示予定。

※ 最終日は15時で終了します。


●4月10日(水)~4月16日(火)
  B1 『 南西フランスを描く 帰国展 』
※14日(日)休館
昨年10月にフランスのアルビ、コンク、コロンジュ・ラ・ルージュなどを
巡ったツアーの帰国展です。中世の雰囲気を色濃く残す旧市街、
ロマネスク様式の最古の教会を有する寒村、赤い砂岩を原料とした建物が
美しい村などを、個性豊かに描き上げました。ぜひ足をお運びください。

【出展者(五十音順)】 角谷一郎さん、黒沼光世さん、
              下芝悟さん、種村賢治さん

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 第 4 週
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4月17日(水)~4月23日(火)
  1階 『 SPRING ‛19 』
※21日(日)休館
描くことを楽しんでいる6人の仲間による初めての作品展です。
風景、静物、人物などをモチーフとした水彩画を中心に、油彩画も含めて展示。
個性あふれる作品が並びます。

【出展者(五十音順)】 阿部玲子さん、大住陽子さん、小林君江さん、
              志田隆子さん、田中すみ子さん、山木昭子さん

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 第 5 週
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4月24日(水)~4月30日(火)
  1階 『 蒲生俊紀 水彩画展 』
※28日(日)休館
現場で描いたスピード感のある作品の数々は、基礎を踏まえながらも自由。
変幻自在で伸びやかなタッチが魅力です。今展では透明水彩画を中心に、
昨年訪れたスペインと日本の風景画、モチーフの素材感がすばらしい静物画など、
約40点を展示します。
同会期で、B1ギャラリーにて帰国展を同時開催いたします。

※ 展覧会期間中は日曜日のみ休み、祝日はオープンいたします。


●4月24日(水)~4月30日(火)
  B1 『 蒲生俊紀とスペインを描く 帰国展 』
※28日(日)休館
昨年10月、11日間かけてスペインの白い村と薔薇色の村、
中世の面影を今にとどめる村に滞在しました。風情の異なる3つの地で、
特徴を掴みながら思い思いに制作。旅行中は快晴の日が多く、
秋の日差しを受けながら熱心にスケッチに取り組まれました。
力作をお楽しみください。

※ 展覧会期間中は日曜日のみ休み、祝日はオープンいたします。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になりたい方は・・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)


5月 8日(水)~ 1階 「高澤かなえ 日本画展」(月曜まで)

5月15日(水)~ 1階 「石垣渉展 水彩画の世界」

5月22日(水)~ 1階 「蒼人展」

5月29日(水)~ 1階 「糟尾早苗 個展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 宗谷 』


1938年の建造から今年で81年を迎える宗谷。
耐氷型貨物船として造られ、戦時中は海軍の、
戦後は引揚船、海上保安庁の補給船、
66年からは南極観測船として第1次~6次まで
観測活動を支援した。

その後は海上保安庁の巡視船として78年10月まで活動し、
79年から『船の科学館』で保存公開されている。

800万人近い人たちが訪問しているこの船は、
時代の推移に連れ幾多の使命を帯び、
不死鳥のような生命を辿った船である。


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1936年、富山県砺波の川南豊作という人が船の重要性に目覚め、
12年間閉鎖されたままだった長崎県香焼島の造船所を手に入れ、造船業に参入した。
その造船所が昭和13年(1938年)に、ソビエト連邦通商代表部から、
カムチャッカ半島沿岸で使用する音響測深儀を装備した耐氷型貨物船3隻を受注した。
宗谷は2番目に建造されたが、国際情勢によりソ連には引き渡されなかった。 

宗谷は日本國海軍に買い取られることになったが、当初は海軍の所属になることを
避けて民間の貨物船として使われた。中国周辺で食料や女工の運搬を行なっていたそうだ。
当時最新だったイギリス製ソナーを積載していたので、濃霧でも水深を測りながら
無傷で航行できたとか。

戦争の進展に伴い海軍籍の「雑用運送艦」となると、物資・石炭・食料・兵士の運送や
測量・砕氷など文字通り何でもやったそうだ。軍属になってからはサイパンを始め、
南洋の測量・観測任務など神出鬼没の活躍。

1941年12月8日、真珠湾攻撃の日に、宗谷は輸送物資を満載してトラック島に向かい、
1942年からは南洋の測量と物資輸送で内地との往復をこなした。
既に開戦した後なので敵に攻撃されることもあったが、奇跡の “被害ゼロ”が何度も起きた。
ミッドウェー作戦やガダルカナル島の戦いでも、魚雷を当てられたのに不発に終わったとか。

1944年2月17日、トラック島空襲に巻き込まれ、回避行動中に座礁。
副艦長を含む9名が戦死、艦長も重傷を負った。福島大尉が指揮官を代行し
機密書類を焼却後、総員退艦命令を出すも、2日後に潮が満ちて宗谷は自然離礁。
漂流しているのを発見され、乗組員は再び艦に乗り込んだという。

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終戦後の1945年10月1日、宗谷はGHQから大蔵省へ移管され特別輸送艦になり、
中国・朝鮮半島・樺太・台湾・ベトナムなどから、合計2万人前後を無事に帰国させた。

復員業務後は灯台補給船として、春は本州を一周、夏は北海道を中心に、
秋は九州と南西諸島、冬は瀬戸内海の島々や四国地方を巡った。

この時代の特殊な任務に、奄美群島現金輸送がある。アメリカ統治下にあった奄美群島が、
1953年12月25日に日本に返還されることになり、約9億円の現金と
通貨交換業務要員の輸送を担当した。各島で米軍統治時代の軍票を回収し、
通貨交換業務要員と通貨の配送引揚に従事したという。

1955年、地球観測年事業として各国が南極観測を実施することになり、日本も加わった。
宗谷を改装して翌年11月8日に出発。毎回途中のケープタウンではソ連の観測隊と
交歓会を持ったらしい。また宗谷が氷海に閉じ込められた時、ソ連のオビ号に
助けられたこともあるそうで、双方の科学者の意見交換等が和気藹々と実施されたとか。

6次観測隊は1962年4月17日に帰国、前後6回にわたる南極航海における総航程は
約144276海里、総日数1031日であった。

1978年(昭和53年)10月2日、竹芝桟橋にて解役式を迎え退役。
解役式には歴代の海上保安庁長官や宗谷の歴代船長を始め、
南極観測隊員だった者など宗谷にゆかりある人たちが出席した。

『船の科学館』に保存が決まった時、当時の館長・笹川良一氏は
「不可能を可能にした強運と奇跡の船」と称えたとか…。



 田中 弘子

  『 小金井界隈ぶらり旅 』


寒くなったり暖かくなったり―三寒四温が続く3月の上旬、
ぽかぽか日を逃すまいと早速、久しぶりのぶらり旅にでかけた。

11月上旬に小金井市の南部へ行ったので、今回は北部へ行くことにした。
前回行けなかった貫井神社に立ち寄ったが、岩間からこんこんと湧き出るはずの湧水は
動きがなく、ちょろちょろと流れている。野川の水も勢いがない。
雨が降らなかったので水量が少ないのだろうかとちょっぴり気落ちして北部へと向かった。

玉川上水は武蔵野市に職場があったので毎日見ていたのだが、久しぶりに訪れてみようと
武蔵小金井駅からCoCoバスに乗り関野橋で降りた。
懐かしの玉川上水が枯色の並木の傍らに東西にずっと続いていた。
浅井忠が冬枯れの木立を見事に描いているが、春の新緑、桜の開花を心待ちに
ひっそりと佇んでいる様はなかなか趣がある。

上水に沿って五日市街道が続き、その街道と小金井公園の間に『小金井江戸の農家みち』
という古道があるというので、素敵な骨董品の店を覗いた後、その農家みちに入った。

10軒程の農家が庭先に野菜などの直売所を設けているという。
スケッチできる畑もあるかと期待した。巨大な屋敷林がにょきにょきと立っている。
すぐ見つけた直売所で百円の小松菜を買った。
この辺りにも開発の波が押し寄せてきて新築の家も多くなっている。

遥か彼方で3人の女性が立ち話をしているので近づいてみると、収穫の終わった畑に
様々なオブジェらしきものを並べている。ドライフラワーや蔓を絡ませたものなどを
土の上に盛り上げたり、棒に吊り下げたり― どうもそれらを作った主と、
通りがかりの女性たちが品評をしているらしい。

仲間に加わって、枯れた蔓を輪にした烏瓜が目に入ったので、
絵のモチーフに良いなあと言ったら、なんと気前良く譲ってくれた!!

暗くなってきたのでスケッチは諦めて、上水沿いに足早に歩き、五日市街道と
小金井街道が交差する所に架かっている小金井橋に着いた。その橋の歴史は古く、
“1653年に玉川上水が開かれた時に架けられたものと思われる”と
説明文に書かれていた。

玉川上水堤の桜並木は1737年ごろ、幕府の命を受け川崎平右衛門定孝が、
各地の桜の苗木を集めて小金井橋を中心に両岸に植えたという。
歌川広重が錦絵に描いたりしたので益々小金井桜は有名になった。
遠い江戸からも草鞋がけの徒歩で花見客が訪れ、大いに賑わった。

玉川上水は多摩川上流の羽村を取水口として四谷大木戸までの約43kmを
自然落下に流れるよう掘削され、武蔵野台地や江戸の灌漑用水として
大きな役割を果たした。

 底清く流るゝ水に影見えて果てこそなけれ小金井の花 (皆吉多門の和歌)


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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「 高野浩毅 水彩画展 」

   場 所  ギャラリームサシ 中央区銀座1-9-1
   電 話  03-3564-6348
   期 間  4月1日(月)~4月7日(日)【会期中無休】
   時 間  11:00~18:00(最終日16時30分まで)

    故郷・新潟の雪景色を描いた作品や、
    繊細に表現された花々などの静物画を展示。


「 上杉 尚 展 」

   場 所  ぎゃらりぃ朋 中央区銀座1-5-1 第三太陽ビル2階
   電 話  03-3567-7577
   期 間  3月29日(金)~4月6日(土)【日曜休み】
   時 間  12:00~19:00(最終日は17時まで)

    日々デッサンに励んだニューヨークでの10年間。
    そこで培った繊細な色調表現が、画面に深い叙情と余韻を与えています。
    水彩と素描を10数点展示。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
F A X:(03)3561-5051
H  P: http://www.travelplan.co.jp/

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