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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2018年9月号
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猛暑続きだった長い夏もようやく終盤。
朝晩は秋の気配を感じられるようになってきました。
ギャラリーび~たでは、夏の疲れも吹き飛ぶ素敵な展覧会を開催しております。
暑い間はお出かけを控えていたという方も、ぜひ足をお運びください。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2018年9月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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8月29日(水)~9月 4日(火)
  1階 『 2018 Vita展 Part2 』
※9月2日(日)休館
ギャラリー主催のグループ展「Vita展」のPart2です。
<挑戦>をテーマに、時を重ねたモチーフの表現を探求した作品、
みぞれ降る中で寒さと戦いながら制作された作品など、約30点を展示。
17名の力作が並びます。

※最終日は15時で終了します。

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 第 2 週
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●9月 5日(水)~9月11日(火)
  1階 『 ポルトガルスケッチ 帰国作品展 』
※9日(日)休館
ポルトガルが大好きな、今年 米寿の講師。
ポルトガルに行くのは全員初めてという生徒10名。
ポルトガルは大得意なベテラン添乗員。
この12名のメンバーで、南のリスボンから北のポルトまで、真夏のポルトガルを旅しました。

何故か日本人の郷愁をそそるポルトガルで、旧市街や、岩山の上の
鄙びた村落などを描いてこられました。ぜひ足をお運びください。

※初日は13時始まりです。最終日は15時で終了します。


●9月 5日(水)~9月11日(火)
  B1 『 カタルーニャをじっくり描く 帰国展 』
※9日(日)休館
本年5月、スペインのカタルーニャ地方を旅したメンバーによる帰国展です。
6連泊したのは、中世の姿を完璧に残す歴史的集落・ベサルー。
この村の最大の特徴である中世の橋は、ロマネスクとゴシック様式を
巧みに配した、格調高い見ごたえのある佇まいをしています。

次に滞在したカダケスは、白い家と蒼い海が印象的な、地中海に面した
素朴な漁村。ダリをはじめ多くの画家や詩人たちが、その風情を好み
移り住んだ静かな村は、絵画的な魅力に溢れ、絵心をそそられたそう。
12名の力作をご覧ください。

※最終日は15時で終了します。

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 第 3 週
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9月12日(水)~9月18日(火)
  1階 『 《小林征治と水彩Kの会》展 』
※16日(日)休館
小林征治先生が主宰する《水彩Kの会》は発足13年余り。
発表会は今回が3回目です。先生の、対象に向き合う誠実な姿勢に
心打たれて集った仲間たち。
優しく楽しくをモットーに、個性豊かで心に響く絵を描きたいと思っているとのこと。
同じ会期で、小林先生を講師としたスケッチツアーの帰国展覧会も開催いたします。
あわせてお楽しみください。


9月12日(水)~9月18日(火)
  B1 『 小林征治とアルプス&リヴィエラを描く 帰国展 』
※16日(日)休館
本年5月初旬、アルプス周辺の村々を巡ったツアーの帰国展です。
ミラノの北に位置するオルタは、小さな湖のある中世の街。
オルタ湖は山々を青い湖面に映し、中ほどに浮かぶサンジュリオ島が
幻想的な美しさを添えていたとのこと。
次に訪れたのは、スイスの村・ソーリオ。100年以上前に建てられた
家々が並び、雪をかぶったアルプスが遠くに見えます。
そして最後に訪れたリヴィエラ海岸のリゾート地、サンタ・マルゲリータ。

どこもかしこも、「描きたい、描きたい!」と思わずにいられない景色の
連続だったそう。果たして本当に描けたのかどうか、
皆さまの目でお確かめください。

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 第 4 週
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●9月19日(水)~9月25日(火)
  1階 『福島 美穂恵  喜寿記念展 』
※会期中無休
絵心はまったく無かったという福島さん。そんな福島さんが、塩谷亮先生の
色鉛筆画教室に入会したのは、腰椎骨折がキッカケだったそう。
当時習っていたフラダンスにかわる、新しい趣味を持ちたいとの思いからでした。
先生のアドバイスもあり、色鉛筆から油彩に転向したころから、
すっかり絵の虜に。ケガから13年が経ち喜寿を迎えた今では、
“災い転じて福となす”の言葉通り、絵を描くことが楽しくて楽しくて
仕方ないそう。美しい色づかいが魅力的な作品をぜひご覧ください。


●9月19日(水)~9月25日(火)
  B1 『笠井一男と行く アドリア海の真珠と
          エキゾチックな古都を描く 帰国展 』
※23日(日)休館
本年5月に、クロアチアとボスニア・ヘルツェゴヴィナを巡ったツアーの帰国展です。
世界で最も美しい橋のひとつと言われるモスタルの橋。
先の紛争によって一度は破壊されましたが、多くの人の協力を得てかつての姿を
取り戻しました。現地では、平和が戻った象徴でもある橋を見つめ、
絵が描ける幸せを感じながら熱心に筆を運びました。

クロアチアでは、紺碧のアドリア海とオレンジ色の屋根が美しい街に滞在。
路地を散策したり、船から街を眺めたり、美味しい料理に舌鼓を打ったりと、
異国の空気を楽しみながら制作されました。
光と影を意識して描かれた作品が並びます。

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 第 5 週
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●9月27日(木)~10月 2日(火)
  1階 『 第38回 偕行アートクラブ展 』
※会期中無休
昔の陸軍士官学校と、その中学部にあたる陸軍幼年学校の卒業生を中心とした
グループ展です。平均年齢は80代後半ですが、近年 防衛大学卒業生等が加わって
若返ったそう。会員同士、アドバイスをしあいながら腕を磨いていらっしゃいます。
今展では油彩による風景画を中心に展示されます。

※今展は木曜日始まりです。ご注意ください。
  最終日は15時30分で終了いたします。



●9月26日(水)~10月 2日(火)
  B1 『 永山裕子と行く 文明の十字路シチリア島を描く 帰国展 』
※30日(日)休館
本年5月、永山裕子先生とシチリア島を旅した15名による展覧会です。
最初に訪れたチェファルーはシネマパラダイスの舞台となったところ。
紺碧の美しい海に向かい、何度も感動したそう。影の色の美しさに魅了され、
美味しいものを食べ、どこまでも続く水平線と対峙し、一気に描く醍醐味を
味わったとのこと。
ゴシック建築が並ぶラグーサでは大きな街の雰囲気を楽しみました。

シチリア島は想像以上に大きく、空が広く、海に囲まれ、色々な文明の痕跡が
あちこちに感じられたそう。
展覧会では色とりどりの影色の作品が並ぶことでしょう。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になりたい方は・・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)

10月 3日(水)~1階  「脇邦興 水彩画展」
           B1    「西房浩二とスペイン帰国展」

10月10日(水)~1階  「三軌会写真部 東京支部展」
           B1    「北条章とヴァレンシア帰国展」

10月17日(水)~1階  「高橋明子 水彩画展」
           B1    「日下部直起とトスカーナ 帰国展」

10月24日(水)~1階  「高井博幸 水彩画展」
           B1    「青木美和とイタリア帰国展」

10月31日(水)~1階  「oeuf展」
           B1    「蔡國華とバルト帰国展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 小平ふれあい下水道館 』


小平の平櫛田中彫刻美術館(小平市運営の美術館)に行った時、
入口に「こだいら歩っとまっぷ」という、小平市全体をまとめた
畳半畳ほどの散歩マップが置いてあった。
その中に記載された『自由に下水道管に入れる日本唯一のテーマパーク
ふれあい下水道館』というタイトルに興味を惹かれ、出かけてみた。

小平は水田のない雑木林の多い農村であったが、関東大震災後に「学園都市」を掲げ、
大学の誘致に乗り出した。津田塾大学、一橋大学、武蔵野美術大学等が進出、
昭和初めの人口は僅か6000人余であったが、村から町になった頃には
人口は1万人に達した。戦後の人口構造の変化と、東京一極集中で
現在の人口は19万人に膨らんでいる。

平成2年(当時の人口16万4千人)に小平市内の下水道普及率は100%を達成。
それを記念し、下水道の役割・仕組・歴史などを解説した、国内で初めての
「ふれあい下水道館」をオープンさせたそうで、市の高い見識が窺える。


建物は地上2階・地下5階構成。1階のエントランスホールには、下水を浄化した
水の中に魚が泳ぐ水槽や水琴窟が展示してあった。2階はコミュニティーホールで、
水に関する書籍や各種資料が豊富に展示され、休憩スペースも用意されていた。
現在は瀬戸豊彦さんという方の、迫力満点の落雷の瞬間や積乱雲をとらえた写真を展示。
また、地下に降りる階段は、ビル工事中に掘り出した関東ローム層の状態が
見られるように工夫されている。

地下1階はワークショップエリアで、小生が訪れたときには講座開催中で
入ることはできなかった。各種講座やイベントに使用されているらしい。

地下2階は「くらしと下水道」がテーマ。地下3~4階は小平の水環境に関する
展示であった。珍しい「まいまいず井戸」の模型や、昔の井戸掘り用具なども
展示してあり、玉川用水などの江戸時代から今日までの水の歴史がたっぷり学べる。 

地下5階にある「ふれあい体験室」はこの施設のメインである。
地下25mにある、直径4.5mの小川幹線ルートと呼ばれる下水道管の中に入れる場所だ。
潜水艦のハッチに似た機密扉で、2重に防護された物々しい感じの入口を通過して
下水道管の中に潜入すると、管の中はイエローオーカーに濁った水が静かに流れていた。
この水は府中街道の下に敷設された下水道管を10km近くも流れて、
府中の北多摩一号水再生センターで浄化され、多摩川に放流されるのだそうだ。


下水道館では、微生物が活発に働いて下水をキレイにする仕組みを大型モニターで
見せていた。また、壁面にはその影武者・微生物の写真がズラリ。
16種の微生物のイラストもあり、大きさや名称を解説してあった。
ミジンコやアメーバといった馴染みのものの他に、下水道館マスコットとして
「ヒルガタワムシ」と「イタチン」のイラストが展示してあった。

微生物のように、目立たないけれど社会に必要な縁の下の力持ちになれたら良いなと感じた。
まさしく微生物バンザイである。




 井上 綾

  『 新しい楽しみ方 』

先日ある資料館へ行った際、近ごろよく耳にする「VR(ヴァーチャル・リアリティ)」を
使った体験ブースがありました。VRとは、ゴーグルのようなものを装着することで、
仮想空間があたかも目の前に存在するかのように感じられる技術のこと。
その資料館では、特殊な車に乗っているような体験ができたり、鳥の視点で飛んでいる感覚を
味わったりすることができました。
普通に生活しているだけでは味わえない状況を楽しめるのがVRの利点です。

VRの特徴のひとつとして、自分の視点にあわせて映像も360度動く、という点があげられます。
自分が上を向けば空が見え、下を向くと地面が見える、といった具合です。

自分の動きに反応して映像が変わるのでより臨場感が得られ、自分がその場に
いるかのような気持ちになれるのです。
こうした技術が発達していけば、将来的には遠い場所にある美術館も、VRを使って
楽しめるかもしれませんね。あるいは古墳の壁画のように、保存のため人の立ち入りが
制限されるような場面でも、VRは有効な手段となるでしょう。


子どものころ、絵の中に女の子が入り込んでしまう…という歌をよく聞いていました。
歌自体は少し怖い雰囲気だったのですが、絵の中に入るというストーリーには
とても惹かれました。



グランマ・モーゼスの『砂糖づくり』
絵の中の情景をVRで再現できれば、自分がその作品の中に
いるかのような体験もできるかも。

もし絵の中に入り込めるとしたら、皆さんはどんな作品に
入ってみたいですか?

私は、グランマ・モーゼスの『砂糖づくり』という作品が気になります。
この絵は、雪景色の中カエデの樹脂を煮詰めてメープルシュガーを
つくる行事を描いたもの。

大人も子どもも楽しみにしているイベントだったとか。
初めて見たとき、人々の楽しそうな雰囲気に、
自分もこの一員になれたら楽しいだろうなぁと思った作品です。


技術革新の目覚しい昨今。お気に入りの絵の中に入れる未来も、
もしかしたらすぐそこかもしれません。


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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「 平野敬則 水彩スケッチ展 」

   場 所  並樹画廊 中央区京橋2-7-12
   電 話  03-3561-2277
   期 間  9月20日(木)~9月26日(水)【会期中無休】
   時 間  11:00~18:00(最終日は16時まで)

    水彩での個展としては第10回となる節目の展覧会です。
    今年6月に行った中欧を描いたスケッチを中心に展示。



「 民家の画家 向井潤吉 人物交流記 」

   場 所  世田谷美術館1階展示室 世田谷区砧公園1-2
   電 話  03-3415-6011
   期 間  9月8日(土)~11月4日(日)【休館日は要問合せ】
   時 間  10:00~18:00(入場は17時30分まで)

    「び~たNEWS」6月号のコラムで紹介した向井潤吉。
    絵やエッセイを手がかりに、画家の足跡を辿る展覧会です。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
F A X:(03)3561-5051
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