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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2019年7月号
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梅雨空の中、ときおり訪れる抜けるような青空が、夏がやってきていることを
感じさせる今日このごろ。昨年は歴史的な猛暑でしたが、
今年の暑さは“平年並み”とのこと。昨夏に比べれば、お出掛けするのも
少し楽になるかもしれませんね。

ギャラリーでは、7月も魅力的な展覧会を多数開催いたします。
パワー溢れる作品から、夏を乗り切るエネルギーをもらいに来ませんか?
皆さまのお越しをお待ちしております。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2019年7月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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6月26日(水)~7月 2日(火)
  1階 『 パリ グループ展見学と
          フランスの美しい村々を描く 帰国展 』
※6月30日(日)休み
太平洋美術会の仲間がパリでグループ展を開催することとなり、
他の仲間も誘い会期にあわせてフランスを訪れる旅を実施されました。
現地到着後、展覧会に出展するメンバーは会場で飾りつけに励み、
他のメンバーはパリ市内のすがすがしい空気を感じながらスケッチ。
夕方、展示会場で合流し、展覧会の絵をみんなで楽しんだそうです。

その後フランスの静かな村々へ出かけ、各自自由に散策したり
のんびり絵を描いたりして過ごされました。

絵の仲間たちと食事を楽しみ、地元のワインを味わい、
会話も楽しんだ11日間。
目標に向かって制作をしたり、風景を楽しんだり、
パワー溢れる絵を描く姿に感動したりと、充実した旅になったそう。
その成果を、油彩や水彩、写真などにしてお披露目されます。
ぜひ足をお運びください。

※ 最終日は15時で終了します。

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※ 7月3日(水)展示入替のため休廊とさせて頂きます。
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 第 2 週
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●7月 4日(木)~7月 9日(火)
  1階&B1 『 第32回 絵手紙いずみの会
             愛のかけ橋展 -言葉は生きている-』
※会期中無休
たったひと言で嬉しくなったり、勇気をもらえたり、慰められたり。
言葉の持つ力はこの上なく大きいものです。今展では「言葉は生きている」
をテーマに、ハガキや巻紙、大きな画仙紙に描いた絵手紙などを展示いたします。
手作りした埴輪や俑なども加え、いにしえにも耳を澄ませ言葉について
考えてみたとのこと。個性あふれる作品をお楽しみください。

※ 今展は木曜日始まりです。
  開館時間は10時30分~17時。最終日は15時で終了します。


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 第 3 週
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●7月10日(水)~7月16日(火)
  1階 『 30回記念 杉田洋一と静物画+α展 』
※会期中無休
おおらかで温かい作風が特徴の杉田洋一さん。果物や花、びんなどが
大胆にディフォルメされ、独特の存在感を持っています。
素直なタッチは見るものの心にじんわりと染み渡るよう。
今展は作家にとって記念すべき30回目の個展。油絵による静物画を
中心に展示予定です。


●7月10日(水)~7月16日(火)
  B1 『 森吉健と春のプラハを描くスケッチツアー帰国展 』
※14日(日)、15日(月/祝)休み
本年5月、森吉健先生とチェコを訪れ、プラハに6連泊したツアーの帰国展です。
華麗な尖塔を持つ大聖堂、歴史を感じさせる旧市街など、日中は中世の空気を
感じながらスケッチをして過ごし、夜はコンサート鑑賞などの芸術にも
触れてこられました。現地で受けた感動が絵から伝わってきます。

※ B1のみ日曜日と月曜日(祝日)はお休みです。

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 第 4 週
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7月17日(水)~7月23日(火)
  1階 『 第11回 華粋展 』
※21日(日)休み
蔡國華先生の水曜教室で学ぶ皆さまによるグループ展です。
油彩画やアクリル画を中心に、力いっぱい描きあげた作品を展示。
ひとりひとりの個性が際立つ11名の力作をご覧ください。


7月17日(水)~7月23日(火)
  B1 『 フランスの美しい田舎
          ブルゴーニュの村々を行く 帰国展 』
※21日(日)休み
昨年9月、ロワン川のほとりにひっそりとたたずむ村や、初代ローマ皇帝の
勅許によって建設された歴史ある村などを巡ったツアーの帰国展です。
雰囲気の異なるそれぞれの村を、感性豊かに表現した作品が並びます。
ぜひ足をお運びください。

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 第 5 週
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7月24日(水)~7月30日(火)
  1階 『 2019 Vita展 Part1 』
※28日(日)休み
夏の恒例となりましたギャラリー主催のグループ展「Vita展」。
今年も2つの会期にわたって開催いたします。今展のテーマは<出会い>です。
Part1には18名が出展し、水彩画や油彩画、木炭画にパステル画など
30余点を展示。どうぞお楽しみに! 

※ 最終日は15時で終了します。

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 8月 第1週
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7月31日(水)~8月 6日(火)
  1階 『 2019 Vita展 Part2 』
※8月4日(日)休み
「Vita展」のPart2です。<出会い>をテーマに、水彩画や油彩画、
ガラス絵など、19名の力作を展示いたします。
外出先で見つけた光景、自身の作品制作に大きな影響を与えたものとの思い出など、
色々な<出会い>が詰まった見ごたえある展覧会です。

※ 最終日は15時で終了します。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になりたい方は・・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)


8月 7日(水)~      夏季休み

8月21日(水)~1階   「越野由紀夫 水彩画展」
           B1   「イタリアをじっくり描く帰国展」

8月28日(水)~1階   「現代みづゑ展」(大原裕行教室展)


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『バレル・コレクション 』


渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで
4月27日から6月30日まで
『印象派への旅』という展覧会が開催されている。

サブタイトルに『海運王の夢―バレル・コレクション―』とあるように、
英国の海運王バレルのコレクションの初来日である。
ウィリアム・バレル(1861年~1958年)は
家業の海運業を15歳から手伝いはじめ、
生来の才能で巨万の富を築いた人物である。

バレルは1861年に英国(スコットランド)の海港都市グラスゴーで、
9人兄弟の三男として生まれた。24歳で父親の跡を継ぎ、
船舶の売買などで大成功し「海運王」と称された。
彼はその富を美術品収集につぎ込み、その数は9000点にも達した。

初めて美術品を買ったのが15歳の頃で、
オークションで買ったという早熟ぶり。
父親からは、そんなものに金を使うよりクリケットのバットでも
買うようにとたしなめられたとか。


バレルが本格的に美術品収集を始めたのは、20代になり
商用でフランスなどに行くようになってからのことで、
この時期にエディンバラやグラスゴーで開催された万博にも刺激を受けたようだ。

当時、英国随一の海港都市として経済成長が著しかったグラスゴーでは、
美術品市場も活況を呈していた。少年のころから美術品に関心を持っていたバレル。
美術の観方は独学だが、1890年代から1920年代にかけて、
グラスゴー出身の画商アレクサンダー・リード(1854年~1928年)から
作品を購入し、古今東西の美術工芸品を収集した。

リードは同じく画商だったゴッホの弟テオと親しく、
一緒に寝泊まりしたこともあるとか。

1944年、バレルは約9000点にも上るコレクションのうち、
数千点の作品をグラスゴー市に寄贈。
その条件として、当時深刻な社会問題となっていた
大気汚染の影響が少ない郊外にコレクションを展示すること、
英国外には貸し出さないことが提示された。

彼の申し出から約40年後(1983年)にグラスゴー市は郊外の
ポロックカントリー公園内にコレクションを移し、
バレル・コレクション(The Burrell Collection)として一般公開。

以降、近代名画を集めた世界屈指のコレクションと称され、
多くの美術愛好家が訪れている。

同コレクションが日本にやって来て本展の開催が実現した背景には、
同館が2015年から2020年まで改修工事により閉館し、
英国外への作品の貸し出しが可能となったことがある。


なお本展にはバレル・コレクションと同じく、グラスゴー市管轄の
ケルヴィングローヴ美術館・博物館から印象派の作品7点が補完的に加えられている。
うち6点がウィリアム・マキネスという、グラスゴーの別の海運業者のコレクションである。

残り1点はゴッホ作品で、画商リードを描いた『アレクサンダー・リードの肖像画』で、
この作品は市が購入したものだ。

総数80点からなる本展は、グラスゴーの繁栄と画商リードの活躍を語る序章から始まり
「身の回りの情景」、「戸外に目を向けて」「川から港、そして外洋へ」と、
身辺から広大な世界へと視点が拡がって行く筋立ての展示構成となっている。

出品作品はフランスやオランダを舞台としたものばかりで、イングランドに
煙たさを感じるスコットランド人バレルの人生の展開を重ね合わせることで、
海運王の夢が託された名画を巡る印象派への旅と見られるのだろうか。

“自身のコレクションを英国外に貸し出さないこと”と言っていたのに、
日本で公開して多くの鑑賞者に感銘を与えたことを、
バレルはあの世でどう思っているのだろうか?




 井上 綾

  『 ヴォーリズを訪ねて 』

大阪で「太陽の塔」を見学したあと、1時間ほど電車に揺られ、
滋賀県の近江八幡を訪れました。

この地はアメリカの建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880年~1964年)が
設計した建造物が多数現存する場所。ヴォーリズという建築家の名前は
私も知っていたのですが、実際の建造物をまとめて見るのは初めてでした。
(都内では神田駿河台にある「山の上ホテル」が有名ですね)

近江八幡は、英語教師としてアメリカからやってきヴォーリズが、
その後長年にわたり過ごした町。今でも城下町の風情が残り、
八幡堀や水郷などがあるノスタルジックな場所です。

自身が暮らした家(現ヴォーリズ記念館)、旧八幡郵便局、
医院として使われていた旧岩瀬邸など、20軒を超えるヴォーリズ建築があり、
古い町並みから逸脱することなく、まさに溶け込んでいるという雰囲気。
国登録有形文化財の「ハイド記念館」など大きな建物もありますが、
ヴォーリズは個人住居も多く手掛けています。

左右対称のデザインが多かったり、えんとつや大きな窓が設けられていたりと、
西洋の趣がありながら日本建築の要素も随所に感じられます。
使い勝手が良さそう、というのが第一印象でした。

自宅には、日本人である奥様のために和室を設けてあり、
どんな人がその建物を使うのか、よく想像したうえで設計されたのだろうと感じました。

ちなみに、ヴォーリズと夫人の満喜子さん(旧姓・一柳満喜子)の結婚は、
当時かなり注目を浴びたようです。この満喜子さん、実はすごい家柄の出身で、
大同生命の二代目社長(広岡恵三)の妹にあたる方。
朝ドラにもなった創業者・広岡浅子さんと家族同然に暮らしたこともあるそう。
当時の女性としては珍しく、アメリカに留学し現地で8年間を過ごしました。
2人は、恵三氏の邸宅をヴォーリズが手掛けていたことが縁で出会います。


のちにヴォーリズは日本に帰化し、一柳米来留(ひとつやなぎ・めれる)と名乗りました。
メレルという自身の名前に“米国から来て、日本に留まる”という字を当てたものです。
彼が日本国籍を取得したのは、太平洋戦争が開戦する数か月前。
戦争の気配が近づく中、多くの外国人が日本を離れていった時期のこと。
そんな時代背景を考えると、「米来留」という文字に込めた、ヴォーリズの決意が感じられます。

生まれ故郷であるアメリカと、移り住んだ日本との間で発生した不和に、
彼が心を痛めたことは想像に難くありません。
終戦後、ヴォーリズはそんな2つの国の関係を修復すべく、
マッカーサー元帥のいるキャンプを訪問。
のちの復興に大きく影響を与えたと言われています。

「建物の風格は、人間と同じくその外見よりもむしろその内容にある」との信念を
持っていたヴォーリズ。彼自身の人柄にも通じる言葉です。

どんなに優れた建造物も、それを残そうという意思がなければ、時間の経過とともに
失われてしまいます。彼の設計した建造物がこれだけ多く残っているのは、
使い続けたくなる工夫や優しさを、その土地の人々が感じ取っていたからなのでしょう。


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♪ 展覧会 無料招待券プレゼント ♪


『 特別展 三国志 』 1枚
 東京国立博物館 平成館 【 チケット有効期間 7月9日(火)~8月9日(金)】


【応募方法】 ※応募締切 2019年7月8日(月)

ご希望の「展覧会名」と、お客様の氏名、電話番号、ご住所を明記の上、
電話・FAX・Eメールにて、「トラベルプラン/ギャラリーび~た」まで
ご応募ください。(住所等はこの会報誌の最後に記載しております)

抽選の上、招待券をお送り致します。当選の発表は発送をもって
かえさせて頂きます。


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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「 森吉健 水彩画展 旅路の記憶 」

   場 所  ギャラリーアルトン 東京都港区南青山3-8-13
   電 話  03-5411-5221
   期 間  7月20日(土)~7月27日(土)【会期中無休】
   時 間  11:00~18:00

    昨年「前田寛治大賞展」で大賞を受賞するなど、ますます表現に
    磨きがかかっています。今展では水彩画を約15点展示。
    光と影の美しさ、情感あふれる雰囲気が魅力です。


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ご意見・ご質問などは"vita@travelplan.co.jp"までお願いします。
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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
F A X:(03)3561-5051
H  P: http://www.travelplan.co.jp/

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