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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2017年7月号
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気温もぐんぐん上がり、抜けるように青い空や真っ白な雲が
目にも鮮やかな季節。朝顔や向日葵が日増しに大きくなる様子を
眺めるのも楽しいですね。
ギャラリーび~たから、今月も心躍る展覧会の情報をお知らせ致します。
暑さが吹き飛ぶ、素敵なひと時をお過ごしください。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2017年7月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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●6月28日(水)~7月 4日(火)
  1階 『 石垣渉 水彩画展 』
※会期中無休
北海道で生まれ育った石垣さん。東京で初めての個展です。
自然の景色に心惹かれ、水彩で風景画を描かれています。
今回は北海道の風景画を中心に発表。雪景色は、時間帯によって
様々な色に変化するそう。ご自分の絵を通じて、
雪の色やフォルムなどの美しさを感じていただければ…とのこと。
この他、現場で描いたスケッチ、時間をかけて描いたタブロー、
水彩絵具の特徴をいかした淡彩画なども展示されます。

【略歴】 1979年 北海道生まれ。札幌市在住
      2005年 「石垣渉 水彩画教室」開講
      2016年 水彩連盟賞受賞。
     現 在    水彩連盟準会員。日本透明水彩会 所属

※ 最終日は15時で終了します。

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※ 7月5日(水)展示入替のため休廊とさせて頂きます。
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 第 2 週
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●7月 6日(木)~7月11日(火)
  1階&B1 『 30周年記念 絵手紙いずみの会
              愛のかけ橋展 -ありがとう- 』
※会期中無休
絵手紙いずみの会では、絵手紙の創始者・小池邦夫先生のもとで学んだ
仲間たちを中心に、その精神を継承しつつ月に一度勉強会を行なっています。
絵、書、言葉が一体となった絵手紙の世界は奥深く、興味がつきないとのこと。
そんな絵手紙の楽しさを多くの人たちに知っていただきたいと始まった
“愛のかけ橋展”も、今展で30回を迎えます。ハガキや巻紙など、
16名の会員たちが各々個性を育ててきた絵手紙が展示されます。

※今展は木曜日始まりです。ご注意ください。
  開館時間は10時30分~18時(最終日15時まで)です。


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 第 3 週
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●7月12日(水)~7月18日(火)
  1階 『 市川道子 個展
          水彩と布絵のCollaboration 』
※会期中無休
長年、布と糸を使った布絵(コラージュ刺繍)を制作する一方、
スケッチ旅行にでかけ水彩画を描いていらした市川さん。
ある時から、両者をコラボレーションさせ、スケッチしてきた画を
布絵にするようになりました。
今展では、以前訪れたイングリッシュガーデンを題材にした布絵と、
水彩画による海外スケッチ、あわせて約30点ほどを展示。
両方の楽しさをお伝えできれば…とのこと。

※初日は13時始まりです。最終日は15時半で終了します。

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 第 4 週
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●7月19日(水)~7月25日(火)
  1階 『 越野由紀夫 透明水彩展
           水と色彩のハーモニー 』
※会期中無休
水の滲みや色の鮮やかさが織りなす世界に魅了され、
透明水彩を始めたという越野さん。
花を中心とした静物画、国内風景画など、30余点を展示されます。

【略歴】 2014年/15年/16年 浜松町にて個展を開催
     2015年「水彩人展」にて入選
     現在、カルチャー教室等にて講師を務める


●7月19日(水)~7月25日(火)
  B1 『 提燈祭りと異国情緒溢れるホイアンを描く帰国展 』
※23日(日)休館
ベトナム中部に位置し、古い木造建築の残るホイアン。
郷愁と旅情を漂わせる素朴な街並は世界遺産にも登録され、
近年人気を集めています。ツアーでは、のんびりと滞在しながら
ホイアンの街並をスケッチしたり、月に一度、満月の晩に行なわれる
幻想的な「提燈祭り」を楽しんだり、民族衣装のアオザイを纏った
モデルを描いたりされました。8名の個性溢れる作品をご覧ください。

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 第 5 週
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●7月26日(水)~8月 1日(火)
  1階 『 第1回 Vita展 <前期> 』
※7月30日(日)休館
初開催となるギャラリー主催のグループ展。前期では22名が出展されます。
「ギャラリーび~た」の名称でもある<Vita>(ラテン語で「命」
「人生」「生活」を意味する、生きていくうえで欠かせないもの)をテーマに、
思い入れのある風景や、人物がふとした瞬間に見せる表情など、
作品制作の活力となっているモチーフを描いています。
水彩や油彩、パステル画など30余点を展示。どうぞお楽しみに!

※ 最終日は15時で終了します。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になられたい方は・・・コチラ



上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)

8/ 2(水)~1階     「第1回 Vita展 <後期>」

8/ 9(水)~1階      夏期休廊

8/16(水)~1階     「第2回 みずゑ会 水彩画展」

8/23(水)~1階     「青木美和 猫のいる風景画展」
         B1     「青木美和とフランス帰国展」

8/30(水)~1階&B1 「笠井一男と美しきカタルーニャを描く 帰国展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 くめがわ電車図書館 』


昭和40年初め、東村山市には市立の図書館がありませんでした。
そんな時代に久米川団地の自治会が中心になり、西武鉄道の廃車を貰い受け、
昭和42年8月15日、蔵書250冊で館内閲覧のみの
『くめがわ電車図書館』が団地内に開館しました。

暮れには蔵書が492冊に増え、4年生以上に貸出しを開始。
翌年には読み聞かせもスタート。こうした地道な活動が功を奏し、
昭和45年からは電車図書館への補助金交付が始まりました。

夏休みに入ると、子供たちは学校の図書館を利用できません。
不便を解消しようと東村山市立図書館設置を申請。
電車図書館に遅れること7年。念願の市立図書館は昭和49年に
オープンに漕ぎつけました。


昭和から平成に変わった年、久米川団地の建て替えにより
電車図書館は車体が撤去されることに。
数年間プレハブで凌いでいたのですが、2001年には
大勢の人々の協力で新たな車両を得て、電車図書館が再出発しました。
(当初の「311系・クハ1311」という車体は長さ17mでしたが、
新たな車体「クハ1150」は最新の車体と同じ20mです)

車体には「西武所澤車輌工場 昭和46年製」の
製造プレートが飾られ、「形式1101 自重29.0t 定員160」
という表示もそのまま残されています。

西武鉄道のマークの下には「クハ1150」の表示も。
座席も、つり革も、広告さえもそのままで、
自由に入れる運転台の機器もそっくりあります。

先頭上部に設置された、行き先や運行区間を示す方向幕は
『くめがわ電車図書館』と書かれた特製幕に変わっています。

手作りの種別版「快速急行」の文字が車外からも確認できました。
車体の正面には直径30cmほどの丸い緑色の看板(ヘッドマーク)が
飾られています。
プレートには、懐かしい「ハイキング急行・奥武蔵」の文字が。
(現在運行しているハイキング急行はヘッドマークをつけていません。)

個性的なこの図書館はいまだに市立図書館ではなく、
団地住民や鉄道ファンといったボランティアの手で
運営する形がとられています。
小生が訪問した時もボランティアの方がウレタンタワシで
車体を水洗中で、ピカピカに輝いていました。

建て替え後、久米川団地は
東村山グリーンタウン美住と改称されましたが、
図書館の名称は『くめがわ電車図書館』のままです。

図書館司書の方が選んだ選りすぐりの本、
約5000冊が子どもたちを待っています。

この施設を愛する気持ちが多くの人に喜びを齎す、
そんな素敵な関係が今年で50年も継続しています。
これからも末長く継続し、豊かな夢を紡ぐ場になるよう
心から願いたいものです。


  ■所在地:東京都東村山市美住町1-4-1
        (新宿線久米川駅又は西武多摩湖線八坂駅から約10分)

  ■開館日:水曜日 10:00~12:00/14:00~16:30
        土曜日 14:00~16:30(祝祭日:休館)



 田中 弘子

  『 海と山 スケッチの旅 』


瑞々しい緑におおわれた山々の懐に抱かれた漁港、真鶴港。
崖の上から見下ろすと、青い海原をわたって入港してくる白い漁船が見える。
民家が青や赤の屋根をつらねて海と山との間に密集している。

恒例の今年のスケッチ旅行は真鶴港と湯河原温泉。
総勢18人の1泊旅行である。

初日はスケッチポイントとして人気のある真鶴港。
眼下に漁港を見て、車ではなく背戸道といわれる細い道を
歩いて下ることにした。歩き始めたが、炎天下だったので
樹木の下の階段に皆思わず座って即スケッチとなった。
まさに雛壇スケッチである。

その後情趣に富む背戸道を歩いて海辺に下りてきた。
漁港組と真鶴岬組とに別れてスケッチすることになった。
漁港組の私たちは目前に舫っている木造の漁船を描くことにした。
微かに波音をたてて船は揺れていた。眩しい日差しと
強い海風に曝されながら無心に描いた。


その日の宿泊地は湯河原温泉。

  「阿之我利(あしがり)の 刀比(とひ)の河内に出づる湯の
       世にもたよらに子ろが言はなくに」   (万葉集 巻14 3368)


刀比とは土肥郷のことで湯河原の古称。
万葉の歌にも詠まれた歴史のある温泉郷である。
宿に着くと5月末の土曜日の今日は『湯かけまつり』があるから
是非参加してと宿の人に誘われた。

食後の夜7時頃、山の上の方から激しい掛け声と共に神輿がやってきた。
すると人々が道端に用意されていた湯桶の湯を彼らにかけ始めた。
神輿の勢いが激しくなって、遂に群衆の殆どすべての人が
ずぶ濡れになって湯をかけ合った。
いつの間にか私たちさえもその仲間になっていた。

湯河原の湯の効能が高いことから、江戸時代、樽詰めにした湯を
大名家に献上。その献上湯神輿が無事に届くようにと、
湯をかけてお祓いした故事が『湯かけまつり』の由来とのこと。

湯の恵みに感謝し、神の加護を願い、明日に生きる活力をいただくまつり。
一瞬ではあったけれども、地元の人々と共にまつりの興奮を分かち合って、
人とふれあう喜び、今を生きる幸せを実感したひとときであった。




真鶴港の漁船を描いたスケッチ



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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「北条章 水彩画展」

  場 所  ギャラリー惣 東京都中央区銀座7-11-6 徳島新聞ビル3階
  電 話  03-6228-5507
  期 間  7月11日(火)~7月22日(土) 【日曜休み】
  時 間  11:00~18:30(最終日16時半まで)

   近年取材したイタリアなど、海外風景画を中心に展示。
   色彩を抑えた洒落た雰囲気の画風が人気です。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
F A X:(03)3561-5051
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