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 ギャラリー び~た 友の会 NEWS  2018年11月号
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日増しに木々が色づき、いよいよ実りの秋の到来です。
美術館へ行ったり、スケッチに出かけたり、旬の果物をデッサンしたりと、
絵が好きな方にとって忙しくも充実した季節となりました。
ギャラリーび~たでは、今月も魅力的な展覧会を多数開催しております。
皆さまお誘いあわせの上ぜひご来場くださいませ。

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◇◇ 『ギャラリー び~た』 2018年11月の展覧会情報 ◇◇


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 第 1 週
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●10月31日(水)~11月 6日(火)
  1階 『 第12回 oeuf展 』
※4日(日)休館
蔡國華先生の土曜日教室で学ぶ、個性豊かで愉快な仲間によるグループ展。
今展で12回目を迎えます。蔡先生の卓越した描写力、溢れる感性、
そして素晴らしい人柄に引きつけられ、お互い切磋琢磨しながら
腕を磨いていらっしゃいます。
20号~30号の油絵やアクリル画を中心に展示。恒例となった
ショーウィンドウ展示は「音」をイメージしたサムホールサイズの作品が並びます。

※最終日は15時30分で終了いたします。


●10月31日(水)~11月 6日(火)
  B1 『 “蔡國華とバルトの国を描く” 帰国展
               ~エストニア&ラトビア~ 』

※3日(土/祝)・4日(日)休館
「バルトの真珠」と讃えられる風光明媚な港町、ラトビアの首都リーガ。
長い歴史を誇る古都ツェースィス。中世ハンザ都市の面影を残す、
エストニアの首都タリン。ベストシーズンでもある夏至にあわせて滞在し、
青空の下でスケッチをされました。美しい街並みが作品の中で輝いています。

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 第 2 週
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●11月 7日(水)~11月13日(火)
  1階 『 第11回 木の華展 』
※11日(日)休館
蔡國華先生の木曜日教室に集うメンバーよるグループ展です。
油彩、水彩、アクリルといった様々な画材で、静物・人物・風景などを
思い思いに描きました。
個性的な作品の数々から、この一年の成果が感じられることでしょう。


●11月 7日(水)~11月13日(火)
  B1 『 佐々木清と春の南イタリアを描く 帰国展 』
※11日(日)休館
本年4月に、佐々木清先生と南イタリアを巡ったメンバーによる帰国展です。
洞窟住居が近年注目を集めている世界遺産の町マテーラを中心に、
中世のたたずまいが随所に感じられる小さな港町や、
遠望した姿が白い巨艦のように見える丘の上の町などを訪れました。  
陽光に照らされ光輝くオリーブの畑、歴史を感じられる大聖堂などを
眺めながら、熱心に絵筆を走らせました。ぜひ足をお運びください。

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 第 3 週
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11月14日(水)~11月20日(火)
  1階 『 中村賢次 - 写生と本画 - 展 』
※会期中無休
近年、ヨーロッパ数カ国を訪れ写生をされています。
それぞれの土地の自然や人々の生活、歴史に魅了され、何も考えることなく
目の前の情景に筆を走らせるのは、ひたすら楽しい時間だったとのこと。
今展では写生と本画の両方を展示いたします。

<作家在廊日・17日、18日、19日>

【略歴】 1962年生まれ、熊本在住。現在、崇城大学 芸術学部教授。
      日展会員、日春展会員、文化庁現代美術選抜展、
      東大寺 前菅主 御影奉納他、個展・グループ展開催。


※最終日は15時で終了します。


11月14日(水)~11月20日(火)
  B1 『 奥山和子 個展  旅のなごり 日本画展 』
※会期中無休
異国を訪れ、スケッチの旅をするようになって約10年。
1日中スケッチに取り組む楽しさ、見たことのない風景や文化に、
心躍る旅ばかりだったとのこと。東京では初めての個展で、
スケッチ旅行での取材をもとにした作品が並びます。

【略歴】 河北展招待、宮城県芸術協会 運営委員。
      日春展、日展、上野の森美術館大賞展 入選。
      河北展にて受賞、その他 個展(せんだいメディアテーク)
      グループ展 多数開催。


※最終日は15時で終了します。

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 第 4 週
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●11月21日(水)~11月27日(火)
  1階&B1 『 汪洋 東京洋画教室 2018年展 』
※25日(日)休館
17年前、汪洋先生が個展を開催された折に結成された東京洋画教室。
厳格な写実の基礎を踏まえた伝統技巧を学んだ上で、大胆な想像力を発揮し、
自由な色彩や情感を表現することを大切にされています。
年に一度の教室展では、室内外写生や海外旅行写生を中心に、水彩、油彩、
パステル画など約60点を展示。1階とB1、あわせてご覧ください。

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 第 5 週
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●11月28日(水)~12月 4日(火)
  1階 『 松尾直子 展 』
※12月2日(日)休館
2年ぶりとなる個展です。透明水彩画をメインに、油彩画とデッサン画も
あわせて展示予定。風景画や花を描いた静物画など、芸術の秋にふさわしい、
色彩豊かな作品が並びます。

【略歴】 イタリアのLorenzo de' MediciにてFine arts科専攻 diploma取得
      埼玉、東京を中心に個展開催。水彩画・油彩画の講師を務める。



●11月28日(水)~12月 4日(火)
  B1 『 ライン河畔と
           ロマンティック街道の町を描く 帰国展 』
※12月2日(日)休館
ドイツの古く美しい町を訪れた仲間による帰国展です。
「ラインの真珠」とも呼ばれるライン川ほとりの町では、スケッチはもちろん、
クルーズも楽しんでこられました。古都・ローテンブルクでは、
中世の美しい町並が大切に保存されている様子に感動したとのこと。
それぞれ4連泊し、じっくりスケッチをされました。

出展者は毎年一緒に旅をする気心の知れたメンバーばかり。
絵や写真、ステンドグラス、書、パッチワークなど個性豊かな作品からも、
和気藹々の楽しい雰囲気が伝わってきます。



 ☆掲載の案内ハガキをご覧になりたい方は・・・コチラ


上記以降の『ギャラリー び~た』の展覧会予定
  
 (日曜・祝日はお休みですが、展覧会によっては変更もございます。)


12月 5日(水)~1階     「火曜展」
            B1     「ブルゴーニュを描く帰国展」

12月12日(水)~1階     「柳澤宏畝 日本画展」


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『ギャラリー び~た』はスケッチ旅行の専門店、(株)トラベルプランが
運営するギャラリーです。
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◇◇ 『び~た友の会』 スタッフ便り ◇◇


 下芝 悟

  『 牧場とジェラートショップ 』


“牧場とジェラートショップを経営している人が、京王線「百草園駅」のそばにいる”
との噂を聞き、早速出かけてみた。


まず牧場を見学しようと、百草園駅から
ハイキングの道標に導かれて歩き出したのだが、
牧場は京王線のすぐ南に連なる七生丘陵の南側に位置し、
山道を越えるのがしんどかった。
(小生が歩いたのは牧場への近道。多少遠回りになるが
車も通れる別の道もあるのでご安心を・・・)

ようやくたどり着いた牛舎は、ホルスタインを
模した模様でとてもユニークであった。


日野市で1戸だけ残る酪農家『百草(もぐさ)ファーム』。
もともとは水稲と養蚕を営んでいた。
先代が、昭和30年代前半に近くの酪農家から
乳牛1頭を購入したのが始まりだという。

その後12~13頭を飼育していたが、
平成14年にお子さんの代になると19頭(うちジャージー2頭)に増え、
現在は24頭を飼育している。


酪農だけで収入を増やすのは困難と考え、長年の夢であった自家産生乳を使用した
乳製品の製造販売に踏み切った。数多くある乳製品の中から“ジェラート”を
選んだのは「幅広い世代に支持されていながら作りやすさや収益性を考えて最も有利」
と判断したからだという。

平成16年3月、運よく東京都の「活力ある農業経営育成事業」の融資を
活用できたこともあり、ジェラートショップ「ARTIGIANO GELATERIA」
(アルティジャーノ・ジェラテリア)を開店した。

アルティジャーノはイタリア語で「こだわり」や「職人」、
ジェラテリアは「ジェラート屋」という意味がある。


その店舗は交通量が多い幹線道路
(都道41号、通称・川崎街道)と、
京王電鉄線路から僅か10mのところに位置していた。
好条件の場所に、人目を惹くキング式牛舎に似せた店舗。

近隣の『京王百草園』の梅のシーズンには
立ち寄る観光客も多く、長蛇の列ができるという。
梅の季節ではないが、小生が訪問した時も
並んで順番を待っていた。


経営主がこだわったのが、牧場の生乳独特の味を
引き出し、それをメインにすること。

研究のため、酪農家が経営する幾つものジェラートショップに足を運び、
徹底的に学んで独自のものを完成させた。


同時に、地元で採れる農作物を利用することも重視。自家産のサツマイモや
ベニイモやカボチャを使用したもの、地元で採れるイチゴ(春)、ブルーベリー(夏)、
ナシ(秋)、リンゴ(冬)などの果物を、時期にあわせて利用することで
季節感を織り込むよう工夫を凝らしている。
ジェラートのレシピは、試作も含めると80種類にも及ぶとか。


都市型酪農といえば何かと近隣住民との関係が難しいが、近隣住民や牧場を
訪れる人たちは、「昔、こんな臭いをかいだことがあるし、なつかしい」とか、
「牧場だからある程度の臭いは当たり前」など、牧場のマイナスイメージであるはずの
臭いについて、肯定的な意見が多いらしい。

また、地元小学校の総合学習で積極的に牧場見学を受け入れるなど、
地域との繋がりを大切にしてきたという。そうした努力もあり、今や牧場は
地域のオアシス的な存在になっているようだ。

百草ファームに限らず、同じ悩みを抱えている酪農家は多いことだろう。
都市型農業が地元と協力し、行動力と発想力をもって益々発展されることを願う。




 田中 弘子

  『 矢川 』

放たれた矢のように勢いよく流れることから名づけられたという矢川。
野川に勝るとも劣らない清流だと聞いて、矢も盾もたまらず出かけた。
JR南武線に乗り、立川駅の2つ前の矢川駅で下車。
駅名を「矢川」にしているのだから、きっと素敵な川に違いないと期待で胸が膨らむ。

駅から徒歩10分のところに国立第六小学校があり、その近くにその川はあった。
水草を川底にたなびかせ、清らかな水が勢いよく流れていた。川幅は3mくらい、
川辺の草木が瑞々しい。





矢川緑地保全地域に入ると、鬱蒼とした樹木が空を覆うように生い茂り、
湧水の矢川が流れている。

ここはまるで別天地だ。クワノキ、ウバメガシ、ハンノキ、ケヤキといった樹木、
水辺に遊ぶカモの家族、鳥のさえずり、草むらにすだく虫の声。
彼らの住まいに私たちが侵入したという感じだ。緑地の奥は木道が続く湿地帯であった。


緑地保全地域の湧水を集めて流れる矢川に沿って歩いていくと、
樹林の中に古い農家があって入口の所に小さな橋がかかっている。
水辺に下りる階段があったり、洗い場があったりする。
今でも流れを利用しているのだろう。

さらに進んでいくと、キャベツ畑の傍らに樹木に囲まれた急な崖があった。
階段の下に深い谷が見える。畑を耕している人に尋ねると、
そこがママ下湧水だと教えてくれた。
 
急な階段を下りると豊かな湧水がこんこんと湧き出している。
ずっと続いている階段状の崖は約7~8mくらいの高さで、案内板を読むと
「多摩川の流れが削ってできたもので、青柳段丘と呼ばれている」とのことだった。
地元の女性が何かを洗っているので尋ねてみると、くるみの実の泥を
落としていると言う。近くにくるみの木があるのかしら?


湧水に沿って歩いていくと、稲田があり、刈り取った稲を積み重ねた稲叢があった。
滝乃川学園内を通って流れてきた矢川は、青柳段丘下のママ下湧水群に流れ込み、
田んぼの中を流れて、府中用水に合流する。府中用水に合流するところを
「矢川おんだし(押し出し)」と呼んでいるのだそうだ。

あちこちと彷徨い歩いて、多摩川にも行けなかったけれど、ぶらり旅は道を間違えようと、
どこへ出ようと、すべてが興味深い。
地元愛にあふれた地元の人との会話も、何とも楽しいものだ。


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◇◇ 注 目 展 覧 会 情 報 ◇◇


「 竹内喜久江 水彩画展 」

   場 所  港区北青山3-15-16 ギャラリーコンセプト21
   電 話  03-3406-0466
   期 間  11月1日(木)~11月7日(水)【会期中無休】
   時 間  11:00~18:00(最終日は15時まで)

    ここ4~5年の間に描いた、東京の風景画を中心とした約50点が
    展示されます。


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  ≪ ギャラリー び~た 友の会 ≫
担 当:井上 綾 / 下芝 悟 / 田中 弘子
電 話:(03)3561-5050
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